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「兄ちゃんも、後で和彦ん所、逝くからな…」
そう言い残して、
包丁を、和彦に向かって思い切り振り落とした。
和彦は下を向いて、
震えていた。
和彦の首筋に包丁が刺さる寸前。
そこで、違和感。
「ふふ……」
和彦が、笑い出す。
包丁は、刺さる寸前でストップ。
俺は、不審に思い、包丁をどける。
「……お兄ちゃんも後から来るって?」
和彦は下を向きながら 立ち上がった。
ケラケラと笑う和彦。
前にも
聞いた事がある 笑い声
「バカなこと言わないでよォ! 僕とお母さんが行くところは 天国! お兄ちゃんは、どうもがいても、地獄!!! あはははははははははははははははははははは!!!」
顔を上げた和彦の顔は
まさしく、
光一の顔、そのものだった。
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