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 ハート❤ジュース 

[1]アヤノ:09/23(火) 11:54:47 HOST:125-14-214-211.rev.home.ne.jp
≪カランカラーン≫


『いらっしゃいませ。席はご自由にどうぞー。』


ココは、私のうち。私の家は、喫茶店…って言うか…一応お店。
 名物は、カップルで飲むジュース。


      
カップル用のハートのストローを2人で仲良くチューチュー飲む。
それを見ていると、私もあーゆー風に…なーんて。


    初恋もしてないクセして…バッカみたぁい。

[9]アヤノ:09/24(水) 18:29:49 HOST:125-14-211-55.rev.home.ne.jp
『さ…清香、中で勉強しなくちゃ…ね?』
『愛希…何度も何度もごめんっ。』



お辞儀をし、ピシッと止まる。光輝はえらいなぁー…ってしみじみ思う。
でも、愛希は光輝を見つめたままで何も言わない。



『愛希…俺のこと、今日の事ですっげぇ嫌いになったかもしんない…。』
『………。』



     
      『…それでも俺…愛希が好きだッ!』



『…か、考えとく…。』
『…できれば…今がいい…』
『考えさせて…お願いだからもう今日は…帰って。』



愛希は、「お願いだから」と、「帰って」の部分を特に強く言った。

光輝は一礼すると1人砂浜を駆けて行った。



『さ…べ、勉強しよっか…?』
『愛希…。』
『なぁに?清香。』


愛希の悲しそうな目に私は何も言えなかった。

   恋愛は、見た目楽しそうだけど…現実は違った。

[10]アヤノ:09/24(水) 18:38:23 HOST:125-14-211-55.rev.home.ne.jp
≪カラーンカラーン≫



『あぁっ2人とも!お帰り〜♪』


エプロン姿のお母さんと雅がニコニコしながら台所で待っていたご様子。



『ッて、何で雅がエプロン着て台所にいるワケ!?』
『いいじゃないかいさ。』
『さぁ、2人とも、カウンターにどーぞッ。』



と私達はカウンターへと連れて行かれた。



       ≪ドダンッッ≫



テーブルにおかれたのは小さなハートの型クッキーだった。しかも大皿に大量で。


『か…可愛い…でもな、なんでまたクッキーなんか焼いちゃって…。』
『雅ちゃんがねぇ、愛希が何だか元気がないッて言うもんだからさぁ、作ってやったんだよ!』
『雅…、サヤママ…!』



これって友情系じゃん?あー…このクッキーおいしそう。
 名づけよ…このクッキーの名は…

         【ハート❤クッキー】

『ありがとう…2人とも^^』

[11]アヤノ:09/26(金) 16:20:46 HOST:125-14-213-244.rev.home.ne.jp
次の日になり、愛希と光輝の仲は何故か悪化していた。



『あーきっ!』
『…』
『オイオイオイ、愛希は君しかいないだろっ!』
『おーいったら〜。』
『………。』
『……そっかぁ〜近づくなってか?』



なーんて…雰囲気悪すぎだし…。



『清香…あの2人…どうなっちゃうんだろう。』
『雅もそー思う?2人は相性会わない同士なのかな〜…。』
『いやぁ、光輝は光輝らしく愛希に気持を伝えたんだ。俺は愛希がいけないって思うけど…。』
『慧…。あんた…』 
『大樹もいっぜ?』
『大樹…。』
『俺達で2人をどーにかしてくっつけよーぜ?』



と言うことで、私たち5人のチカラを合わせ、どーにかして2人をくっつけることに。



作戦はこう。

@ 男女どっちかが愛希、もしくは光輝を見つけた場合、屋上に行けと言う。
  いった場合はメールで知らせる。
A メールが来た側は、その相手にも屋上に行くよう言い、なんとバッタリ!
そしてチュゥやら何やらすればよい、と言うこと。



そして今…私の目の前に愛希がいるのです…!

[12]アヤノ:09/27(土) 16:49:33 HOST:125-14-213-244.rev.home.ne.jp
目の前に愛希がいるとゆうのに、足がすくみむ…。



『あ…あ…き……愛希ッ!!』
『ッん?あー、清香〜。何ィ?』
『おおおおお、屋上にィ…行かない?そこで話が…』
『ふぅん。光輝にでも頼まれた?』



感強い愛希。私は一瞬ひるみを見せてしまった。
 つまり、「図星感」が超スーパーUPしたのだ。



『ち、違うよー。』
『愛希ったら、ちょっとは私たちのこと信用してくれたっていいでしょ?』


雅の言葉で愛希は少しうーむと悩んでいたが、ウンウンと首を上下させ、ニッコリ。



『じゃぁ、行こう。』
『あッ、あー…ごめん。あたしさぁ、先生に呼ばれたの。雅と。なんなんだろ…先行って待っててくんない?』
『…じゃぁあたしも付いて行く。』
『えー!いいからいいから〜!』


グイグイと愛希の背中を押す。



『やっぱり何か隠してるでしょー。』
『だから、ちゃんと用が済んでから行くってば!』
『…じゃぁ…約束だよ?来なかったらゼッコウね?』



「ゼッコウ」という言葉はすごく心に痛んだ。
  でも…。


『わかってますってば。んじゃねー。あとでッ。』
『うん。待ってるよ〜。』


私たちは猛ダッシュで廊下を走り、猛ダッシュで階段を駆け降りた。

[13]アヤノ:09/27(土) 16:56:48 HOST:125-14-213-244.rev.home.ne.jp
ゼェゼェと2人とも息切れ状態。さすがに猛ダッシュの連続は厳しい。
だがゆっくりしている場合じゃない。さぁメールを…。


ポケットをゴソゴソ…雅も…。



『け、ケータイが無いんだけど…』
『わ、私も…。なんで、しっかりポッケに入れておいたはず…。』
『あ、あたしも…。』




              『やっぱり…光輝とあたしをくっつけようとしたんだ〜。』



ハッとして上を向く。


そこには2つのケータイをぶらぶらさせている愛希がいた。




                     『裏切ったの?ねぇ、どうなの?』



いつもと違う表情の愛希。私たちはなんてことをしてしまったんだろう…。

[14]アヤノ:09/29(月) 10:50:31 HOST:125-14-213-244.rev.home.ne.jp
いつもと違う会話の仕方。

いつもと違う愛希のするどい目。



『…光輝への返事…』
『…へ…?』
『ご…』


「ごめん」…と言いたいの?
  光輝をフルって…事??



『ご、言語道断?…だっけ?とにかく…考えさせて。時間をちょうだいよ…』
『……愛希、光輝は十分待ってるのに…それってヒドくない?』
『…ハァ?雅何言ってんの?コッチの身にもなってみな。最悪最低だよ。』
『んでも…』


                  『何、アタシを敵に回すとマジで怖いよ?』



えぇッ、なんか超意味分からないパターンになってきてるシィ!?
愛希は怖いし雅は今にも倒れそう、私は…どうしよう?


『ねぇ清香。』
『…ん、んん?何?』
『あたしは清香を信じても大丈夫?雅は…大丈夫?』
『愛希…ッ?』
『あたし…こーゆーのすっごくニガテで…経験なくて…光輝なんかは身近だから…』




『愛希…オレは、別に、愛希にフラれたって構わないよ。』

[15]アヤノ:10/04(土) 17:56:25 HOST:125-14-221-31.rev.home.ne.jp
『…え…?』
『だ…だから、愛希が、俺のこと、恋愛対象ては考えられないっつーなら、俺は別に苦じゃないよって事。』
『…』



黙り込む愛希。でも…これが結果だなんて私も私でなんだか気が済まない!



『私も、愛希の気持ちが知りたいわ。』
『あ、あたしも!ずっと自分の気持ちを隠してちゃダメってカンジ。』
『…でもぉ…』


≪ッワンッワンワンッッ≫



『レノンッ、れーーーーのーーんッ!!!!』
『…お母さんッもう、ホントふざけないでよーッ。』
『だってレノンがぁぁぁん。』



愛犬レノンとお母さん。あぁ、最悪最低コンビ。
しかもこの微妙な空気、ほんと空気読めない親と愛犬。


『あぁ、あたし、今日塾…だったわぁ。帰る。』



       『愛希ッ、逃げるなよーッ。』

[16]アヤノ:10/06(月) 20:13:32 HOST:210-194-40-32.rev.home.ne.jp
≪グーーーーーーーーーー≫



青い空に白い雲の中を横切って行く飛行機をボーッと眺めながらさっきコンビニで買ってきたジャムパンをパクリ。

愛希は相変わらず光輝を避けている。もうコッチはうんざり。
でも、光輝の愛は根太いため、なかなかあきらめないご様子。

ナイスな根性。でも愛希はそれを望んでるのかな…。


≪…ドッスンッ≫

『きゃぁっ、あのぅッ、なのなんですかッ?』
『…ん〜?君、2年だろぅ?すげぇ可愛くて、俺マジで惚れたよ、ねぇ、カレシいるの?』
『い…い…』


誰だろう…誰が誰をいじめてるんだろう…。


ひょいとのぞく。そこには…





              愛希がいる。え、ちょっと、シャツのボタンが上2個とれちゃって…下着が見えそうッ。こりゃぁヤバイ!!



『ねぇ、あともぉちょいはずしてよ…そのボタン。』
『嫌です。あのぅ…もう帰っていいですか?』


スッスとボタンを元に戻す愛希。よし…それでいいのよ…。



『俺らに刃向うってのかよ〜。可愛くねえな、オイ、連れてけ。』

連れてく…!?キャァァァァァ、どうしようッ。

[17]アヤノ:10/06(月) 20:22:23 HOST:210-194-40-32.rev.home.ne.jp
『ごめんよ、お譲ちゃん、少しじっとしててくんねぇかな?』
『離してくださいッ、何なんですかッやめてください変態ッ!さっき胸触ったでしょう!!最悪最低ですよ!!』
『………ッチ』



≪ドスッ≫


男はハンカチで口、鼻をおさえ気絶させた。
  
  
愛希はガクッと肩を落とし首をブラブラとやられている。



『あぁ、じれったい。もーココでやっちまうか?』
『ココでぇ?まぁ、早くやりたいし…オッケ。んじゃぁ…』



あぁッ、みてやsじゃdjagcfugcxtuッ!!!!

 ヤバイヤバイヤバイ。こここ…コウッ。



≪ダッンッダンダンッ≫

誰かが階段を力強く駆け上がってくる足音とともに現れた黒い影。


『愛希ッ愛希ッたら、起きろッ。』
『誰だお前ッ、俺らに刃向うのかッ!?』
『俺は2年のガキだッ。でも、3年の先輩らより、こんなことするようなバカじゃぁないッ!!!』 




『ゴッゴホッ…ん…光輝…』
『愛希…?愛希?大丈夫?』
『ん…うん…』
『…チッ、今回は見逃したる。でも…次あったらお前に待っているのは…「死」だッ!!』

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