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保健室に並んだ三つの白いベッド。
小さく抵抗する梨花を抱き上げ、一番奥にある窓際のベッドに投げた。
――なんて軽いんだろう。
梨花の身体はとにかく軽かった。野郎相手に毎日、喧嘩ばかりしていて、俺の身体は知らず知らずのうちに鍛えられていたのだろうか。
シャッと仕切りの白いカーテンを閉め、ゆっくりと俺は梨花に迫る。
「黒木君…なっ何……?」
「優夜」
「…え?」
「優夜って呼べよ。そしたら止めてやるから」
夕焼けの赤い光が差し込む。カーテンに反射して、白い保健室は妖しく赤く輝いた。
「ゆっ…優夜ぁ!」
顔を赤くして、瞳に涙を浮かべて、困った顔で梨花は俺の名を呼んだ。
――やべぇ。
「嘘に決まってんじゃん」
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