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好きになってもいいですか?【BL】

1: 名前:夏木☆01/08(木) 21:22:38 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
僕は




君のこと




好きになっても




いいんですか―――?



***


2: 名前:夏木☆01/08(木) 21:30:58 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「おはよー」


「はよー」


入学式をつい先日終え、俺も今日から高校生。
挨拶をするくらいの友達はすぐ出来てしまった。

男子校だから、肝心の女友達はできなかったけど。


「木下もおはよー」


「あ、おはよ」


出席番号が1番違いで、隣の木下彰にも、一応挨拶をしておく。

返事は返ってくるけど、そっけない。
毎日、廊下側の席に座ってるくせに外ばっか見てる。


「なぁ、木下ってちょっと変わってるの?」


「変わってる・・・と言えば変わってるけど」


中学が一緒だったやつに聞くと皆口をそろえて言う。






「アイツ、ホモだからさ」



3: 名前:夏木☆01/08(木) 21:41:00 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「中学ん時に、好きだったやつがいたらしくてさ。
 確か・・・川瀬壮太ってやつ。多分付き合ってたのかな?
 だから木下、高村の受けるこの高校受験したんだって。」


「へぇ」


そりゃすごい。
ていうか、好きな人のために進路決めちゃうんだ。


「でもそいつ、受験終わった帰り道に事故にあって亡くなったらしくて・・・」


「そう・・・なんだ」


なんか可愛いそうだ。
そんなんじゃ、高校に来ても憂鬱なだけじゃん。

来るたびに、死んだ人のこと思い出して。


「でもなんで河中、木下のこと気にしてんの?」


「へ?あ・・・いや、なんとなく」


「ふーん」





授業中もずっと木下は外を見ていた。

悲しそうな顔をしていたから、少し気になっただけだ。


「おい、河中。この問1解いてみろ」


考え事してたら、いつの間にか数学の授業であてられていた。



ガタッ



いきなり隣から席立つ音がしたかと思えば



「・・・川瀬?」


木下が目を丸くしてこっちを見てた。


4: 名前:夏木☆01/08(木) 21:47:27 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
一瞬クラスの視線が俺と木下に集中した。


「おい、木下、何立ってんだ!」


「あ・・・すいません」


先生の一言で木下は座ったけど。


聞き間違いか?


今俺のこと"川瀬"って言った気がする。

そういえば川瀬ってどっかで聞いたような。



俺はそんな事を考えながら黒板の方に向かう。



「・・・X=7。うん、正解だな」


とりあえず問題を解いて席の戻る。

けどさっきの樹の下の発言が気になる。



・・・ああ、川瀬って、あいつか。




『確か・・・川瀬壮太ってやつ。多分付き合ってたのかな?』




ふと、さっきクラスのやつと喋ってた会話が頭に浮かぶ。


あ・・・俺が河中だから聞き間違えた?



「・・・俺、川瀬じゃなくて、河中だから」


木下にそう冷たく言い放つと


「あ・・・ごめん」


少し残念そうな顔をして

彼はまた目を外にそらした。


5: 名前:夏木☆01/09(金) 20:44:58 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
+登場人物+

+河中 涼(カワナカ リョウ)♂
 
 高校1年生16歳。結構ズバズバ言うタイプだが
 弱気なところも多い。


+木下 彰(キノシタ アキラ)♂

 涼と同じクラスで、隣に座っている。
 教室にいる間はずっと外を見ている。
 付き合っていた彼氏は、死んでしまった。

+古賀 尚人(コガ ナオト)♂

 涼と同じクラス。涼と仲がいい。
 彰とは中学が一緒だった。


***

挨拶が遅れてしまってすいません(><)
初めまして、夏木と申します。

BL小説は初めてなのですが、精一杯頑張りますので
よろしくお願いします!

感想など、書いていただけたら嬉しいです。


6: 名前:夏木☆01/09(金) 20:59:21 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「・・・川瀬?だってさ。
 お前これから最悪な人生送ったりして?」


「変な妄想勝手にすんなよな」


「分かんねーぞぉ。アイツお前のこと好きになったりして」


数学の授業・・・そう、俺が木下に元彼と勘違いされたあと
授業は終了し、昼休みになった。

あいかわらず木下は、窓際に立って外見てるけど。


俺は後ろに座っている古賀尚人と、昼飯を囲んでいた。


「そんなんぜってぇない」


「そういうもんかねー・・・」


たとえアイツが俺のこと好きになったとしても、俺は放っとくと思うし
放っといたらワーワー言って、付きまとって来るような奴には見えないし。




俺たちが食事を終えた頃には、昼休みが終わるまであと1分もなかった。

あたりを見回すと、ボーっとパン食ってる木下が視界に入ったから


「・・・まだ、食ってんの?」


「あ・・・よく言われるんだよね。食べるの遅いって」


木下は少し笑った。

しかもこっちちゃんと見たし。


「・・・川瀬ってやつに?」


「・・・え」


やば、禁句だった?


「や、あ、なんでもない」


「・・・」


なんかすごい気まずい空気だ。


・・・今のは俺が悪いんだよな。


「・・・ごめん」


「あ、別にいいよ」


今謝ったのは

いつも視線をそらしてる木下が

こっちを見て喋ってくれたのが、嬉しかったからなのかもしれない。


7: 名前:夏木☆01/09(金) 21:40:01 HOST:p4136-ipad89marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「壮太のこと・・・知ってるの?」


放課後になると、木下が近寄ってきた。


「知ってるも何も・・・」



お前ら付き合ってたんだろ?




なんて言える訳ない。


「・・・尚人から少し・・・聞いたから」


「何を?どういう・・・ふうに?」


「や、大丈夫。付き合ってたとか、そういうの、全然聞いてな・・・あ」


「・・・やっぱ、知ってるんだ」


木下は少し目線を落とした。


「・・・ごめん!このこと誰にも言わないし!」


・・・ていうか言ったって俺にメリットないし。


「・・・あり、がと」


木下は少し驚いたような顔をしていった。


「高校入っても軽蔑される生活送ると思った」


「・・・軽蔑?」


「あ、俺さ。バレたんだ、中学で」


ホモだってことが?


なんて言わないけど。

言うと悲しそうな顔するから気まずくなる。


「・・・死んだの?」


「え?」


あっ、やべ。俺また余計なこと聞いてる。


「あ・・・ああ、壮太のことね。去年だけどね。
 もらい事故だったんだよ。居眠り運転してたトラックに・・・あてられて」


「なんか・・・ごめん。俺、さっきから無神経かも」


「あ、いいよ?・・・俺もそろそろ忘れなきゃだから」


「・・・」






「涼ー!!!!今日お前カラオケ行くー?」


そんな事を話していたら、尚人に呼ばれた。


「あ、おー!!行くー!」


俺が木下の方に向き直ると、木下は申し訳なさそうに言った。


「あ、ごめん。なんか俺、邪魔したね」


「全然大丈夫だよ。てか、もっと喋っていいと思う、皆と」


「え?」


「一人で外ばっかみてて、つまんなくない?」





俺のその一言で、次の日から木下はだんだん明るくなっていった。


8: 名前:‡アルナ‡☆01/11(日) 18:48:34 HOST:07022410918724_vx.ezweb.ne.jp
はじめましてm(..)m
この前から読ませてもらっていました!
なんかいきなり切なくて新しい感覚のストーリーで心惹かれてコメさせていただきました(`∀´)
続きかなり楽しみにしてますので頑張って下さい!!


9: 名前:夏木☆01/12(月) 20:22:25 HOST:p3212-ipad76marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
>‡アルナ‡さま
コメントありがとうございます!!

「切ない」をストーリーにやっていきたいと思っていたので
そう言って頂けて嬉しいです!
心惹かれてくださってありがとうございます(^ω^)

続き頑張ります!!

コメント本当にありがとうございました。


10: 名前:夏木☆01/12(月) 20:36:13 HOST:p3212-ipad76marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「彰ー、今日お前んち行ってもいい?」


「おー、いいよー」


入学してから2ヶ月くらいたって、今は6月。

木下との距離はすごい縮まった。
とりあえず苗字呼びは卒業したし、家にも行ったり来たりしてるし。

ただ席が隣のクラスメイトじゃなくなった。
今は席替えで席離れたけど。


「じゃーさ、掃除終わったら教室で待ってて。
 俺今日、保健室掃除当番だから」


「りょーかい」


俺が彰に返事をし終わると、彰は教室から去っていった。



「・・・仲がよろしいことー」


「ひゃっ!!」


背後から、耳に息を吹きかけられた。


「・・・尚人」


後ろを振り向くと、あいかわらずの笑顔で
立っていたのは、俺の友達の古賀尚人。


「最近遊んでくれないね、俺と。・・・木下とばっかじゃん」


「・・・遊んでるじゃん。二週間に一回ぐらいは」


「あーあー。入学当時はあんなに嫌がってたのに」


「・・・別に」


あれは、彰が俺を、元彼と間違えるから・・・。


「まっ、せいぜい仲良くやれよ」


「はぁ?」


尚人は意味深な言葉を吐くと、教室を出て行った。

あたりを見回すとちゃんとみんな掃除してる。


「・・・俺も掃除すっか」


早く彰と遊びたいし。


11: 名前:‡アルナ‡☆01/13(火) 00:02:34 HOST:07022410918724_vx.ezweb.ne.jp
2人とも仲良くなったんですねo(^▽^)o
なんか嬉しいです(#`ε´#)
続きかなり気になります!!
頑張って下さい(^-^)/


12: 名前:夏木☆01/17(土) 21:15:31 HOST:p8005-ipad53marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
>‡アルナ‡さま
お返事遅れてすいません、インフルエンザで
火曜日からぶっ倒れてました><
なんかトントン拍子な小説でごめんなさい><

これからどんどん仲良くなって
いくかと思われるので(何
続き頑張りますー!!

コメントありがとうございました(^ω^)


13: 名前:夏木☆01/17(土) 21:26:41 HOST:p8005-ipad53marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
「・・・あいかわらずでかいよなぁ、彰んち」


「そう?」


ああ、何度見てもでかい。

小学生ぐらいの時、こんな家に住みたいと思った。


「おじゃまします・・・」


「んなんいちいち言わなくたって、親いないよ?」


「や、言わないのはまずいだろ」


「変なとこしっかりしてんだから」


中はこれといって、あっと驚くような感じじゃないけど
シンプルな内装から高級感が出てる。


「そこの階段上がって右の部屋、俺のだから先入ってて。
 なんか用意して持ってく」


「あ、わかった」


階段を上がって、右に曲がると茶色いドアがあった。
ドアノブの右ッ側には「入るときはノックすること」なんて
殴り書きの紙が貼ってあった。

この前なかったよ、これ。


よっぽど見られたくないものでもあんのか。


・・・エロ本とか?


まさか。


彰に限ってそれはねえよ。


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