| 「よー!おはよーさんっ」 元気良く教室に入るのはいつもの事。ただいつもと違うのは周りの反応だけ。 いつもは何かしら声を返してくれる奴らが、今日はなぜか妙にソワソワして俺の存在に気づいていない。 「おい!おはよーゆうてるやんけっ!返事くらいせぇや、お前らっ」 そう言って突っかかっていくと、ようやく気づいてくれたらしく、いつものように俺をバカにし出す同級生たち。 「あー吉見か。ちっさいから気ぃつかんかったわー」 「ほんまホンマ。…お前、日に日にちっこくなっとるんちゃう?」 「あ゙?なんやとー!?」 そいつらに突っかかっていくのも、いつもの事。 でもここからがいつもと違った。 いつもはノッてくる奴らは朝から全快の俺を軽くかわして、なにか話し合い始めた。 「??…なんやねん。気分悪いのォー。何の話ししてるん?」 せっかく俺が丁寧に聞いてあげたというのに、そいつらは完全なるシカト。 「おい!!シカトすんなよ!」 俺がムキになってそいつらに怒鳴っても、「なんか蚊がうるっさいな〜」とか言ってシカトを決め込んでやがる。 「絶対聞こえてるやろ!なんの話ししてん…っ!!」 「はい、お前ら。さっさと席に着いてね〜」 俺の疑問は、変なタイミングで入ってきた担任の声にかき消されてしまった。 仕方なくムッスリしながら席に着く。 なんなんだよっ 朝から気分悪ぃなっ 「おー。さすが、このクラスは欠席一人も居ないなー…ん?吉見、どうした?そんな眉間にシワ寄せて」 教室を見渡していた担任は俺に視線を注ぐと、バカにしたように軽く笑った。 腹立つ〜〜 「べつにっ。なんでもねぇし!」 そう言って顔を思い切り背けてやった。
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