| ピーピーピー
1人男がゲートを抜けると機械音が鳴り響いた。
その男の名は小桜清和。 久々に旅行にでも行こうと思っていたら、仕事の長期休みが取れた為、遠くまで行くことに決めたのである。
飛行機に乗る前の金属探知ゲートをくぐると、何かの金属に反応してしまったらしいのだ。
「・・・・?」 (あれ?ベルトも携帯も取った・・・なんだろう・・・?)
「申し訳ありません。何か金属を持っていませんか?少しお体調べさせていただけますか?」
「あ、はい。」
大きめの虫眼鏡型の金属探知機で服を隅々まで調べられる。
首元から腕、腕から胸元。 胸元を掠めた瞬間、“きぃー”と不快な耳に付く音が鳴った。
なんだろうと思いポケットに手を突っ込み何か入っているか調べる。
スーツの胸ポケットを探る。 何もない。次にYシャツの胸ポケットに手を入れる。
「・・・・・・!!!」 (しまった・・・どうしよう・・・)
手に感じた感覚に顔を強張らせる清和。
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