| ☆続き☆
「お、おう……」 だが、拳聖は素直に感謝の気持ちを言うことはできなかった。 「それで…今日の保護者会には、わたしも父さんも出席するからね…」 「わかった…」 母親の言葉に対して、拳聖は素っ気ない返事をした。
それから、今日も重い足取りで学校に向かった。 今日の教室もあいかわらず、空気は張り詰めていた。そしてやはり、クラスメイト達は拳聖に冷たい視線を向けた…。
「すでに聞いていると思うが、今日の午後5時から保護者会を行う。そして、わかっていると思うが、生徒は任意で参加できる。つまり…用事がある又は参加したくない者は参加する必要はないが、どうするかは親から言われているよな」 6限目のホームルームの時間が始まると、火川は真剣な顔つきでそう言った。
皆、すでに親から聞いているんだとこの時拳聖は、はっきりとわかった。 他のクラスメイトは任意(一応任意だが火川の言葉から、親から言われているようなので任意とは言えない)だが、もちろん拳聖と俊司は絶対に参加しなければならない。 それから、火川が少し話したあとは時が来るまで自習時間になった。
そして、教室の壁にかけられている時計が午後4時50分を示した頃。 「では、保護者会の会場である『特別講義室』へ移動する」 火川はゆっくりとそう言った。 その言葉がきっかけで、今まで静かだった教室はざわつき始めた。 「特別講義室に入ったら、自分の親の横のイスに座ること。そして、綾瀬と飯田はあとから俺と一緒に向かう」
火川のその言葉でさらに教室はざわつき、そしてクラスメイト達は教室から出ていった。 ちなみに、帰った生徒はおらず、どうやら全員参加のようだ。
(ぜってー負けるわけにはいかねぇ!) 拳聖は心の中でそう叫んだ。 とうとう、勝負の時間がやって来た。
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