調子が悪い方
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生徒会室は悪魔の巣!? [BL]
[1]水草:04/28(月) 21:18:56 HOST:ser355282010679822
新たな物語を書くことにしましたm(__)m
正直、次々と物語を書いて…まともに最後まで書いていませんが…今度こそはきちんとしようと思いますォよろしくお願いします☆
なお、18禁要素はバッチリ出てくるのでご注意下さい!
[112]水草:10/05(日) 23:31:24 HOST:ser355282010679822
>>111
8080さん
書き込みありがとうございます!
これからもよろしくお願いします。
[113]水草:10/06(月) 00:19:14 HOST:ser355282010679822
――続き――
その後、拳聖は一階にあるハンバーガーショップで昼食を済ました。
それからは、何の目的もなくまたぶらぶら歩いたり、いろいろな店を見たりしていた。
そして、午後3時を過ぎた頃……拳聖は何か立ち読みをしようと本屋に行った。ここの本屋は、欲しい本は必ず見つかると言われているくらいたくさんの本を取り扱っている。
ここのような大型の本屋はあまり無いので、本屋の中はたくさん客がいて、けっこう混雑していた。
人込みが嫌いな拳聖は、客があまりいなくて空いている料理に関する本が置かれている場所の近くを通った。
そして、ふと視線に見慣れた人物が入ってきた。
「俊司……」
拳聖はあまりに予想外だったので、思わず名前を呟いてしまった。
そう、見慣れた人物とは俊司だった。
俊司は真剣な顔つきで料理の本を見ていたので、拳聖はそのまま通りすぎようとしたが、俊司が偶然視線を本から外したとき、視線に拳聖が入ったことによって気づかれてしまった。
「あ……飯田くん」
俊司は元気のない声で呼んだ。
「き、奇遇だな……」
拳聖には無視して通りすぎることなんてできず、俊司に近寄った。
本当ならお互いうれしいはずなのだが、昨日の件のせいで二人の周りには気まずい空気が立ち込めていた。
[114]水草:10/06(月) 22:46:14 HOST:ser355282010679822
だが、拳聖は気まずい空気が嫌いなので何とかしようと思った。
そこで、俊司を見つけたときから抱いていた一つの疑問を問い掛けてみた。
「そういえば、なんで眼鏡かけてねえんだ?」
そう……なぜか今日の俊司は眼鏡をかけていなかった。
なので実は最初、拳聖は俊司なのか違う人なのか一瞬迷ったのだ。
「あ、実は今日の午前中にコンタクトにしてきたんだ! 本当なら明日びっくりさせようと思ったんだけどね……」
俊司は始めは元気よく話していたのに、後半になるにつれてまた元気がなくなってしまった。
せっかく拳聖が気まずい空気を消そうと思って問い掛けたのだが、無意味になってしまった。
だが、俊司はそれに気づいたようで、申し訳なさそうな顔をしていた。
「とりあえず、ここから出ようぜ」
拳聖は混雑しているのに立ち話をしていては迷惑だと思った。
「そうだね」
俊司も同じ事を思っていたのかあっさり了承した。
そして、本屋を出たのだが……二人には新たな問題が発生した。
「これからどうする? ……つーか、俺と一緒にいて大丈夫なのかよ」
もし自分と一緒にいるところを見られてしまったら、大変なことになる。
しかし、せっかく会えたんだからもう少し一緒にいたいという気持ちもあった。なので、拳聖は二つの質問をいっぺんにし、俊司の返答次第で事を決めようと思った。
[115]水草:10/08(水) 22:19:13 HOST:ser355282010679822
「大丈夫だよ! 親は僕がここにいるなんて知らないから……さてじゃあ、とりあえず出ようか」
俊司はそう言って、さっきまで立ち読みしていた本を棚に戻した。
そして、二人は本屋から出た。
「これからの事なんだけどさ……」
本屋を出るとすぐに俊司が真剣な顔つきをしながら口を開いた。
「お、おう……」
拳聖は思わず息をのんで、俊司を見つめた。
そして、俊司はゆっくりと話を続けた。
「話したいから、一階にある喫茶店にでも行きたいんだけど……いいかな?」
「おう、いいぜ」
それから二人は一階にあるコーヒーが上手いと評判の喫茶店に入った。
やはり、人が多いだけあって喫茶店内も混んでいた。しかし、運よく二人用の席が空いていたので、そこへ案内された。
「僕はカプチーノ」
「俺は……アメリカンコーヒーで」
そして、二人は席へ案内してくれた店員にそう注文した。
[116]水草:10/10(金) 21:33:06 HOST:ser355282010679822
「実は昨日、あれから……」
店員が去っていくと、俊司は語り始めた……。
昨日、拳聖が去ってから約30分後に俊司の父親は帰ってきた。
そして、母親が父親に起きた事を話し、それから俊司を交えて家族会議になった。
まずは、俊司に対して母親の質問責めから始まった。「名前は?」
「同じクラスなの?」
……など、最初は拳聖についていろいろ聞かれ、答えさせられた。
そして、次第に質問の主旨が変化していった。
「もしかして、脅されてるの?」
「か、かつあげとかされてないわよね?」
母親は拳聖が不良に見えるからといって、何かされてないのかとひたすら確認していた。
拳聖は誰が見ても不良だと思われてしまう。
それは仕方のないことだと俊司は思っている。
だが、この慌てぶりというか心配しすぎなのはどうかと思った。
もともと母親が心配性だということはわかっていた。だが、今回は今までで一番心配しすぎている。
まあ、拳聖が不良だと見た目で判断したからだとわかっているが……心配しすぎなあまり、事を大きくしそうで怖くなった。
[117]水草:10/10(金) 21:58:52 HOST:ser355282010679822
そして、約30分も質問責めをした後、母親は父親に尋ねた。
「あなたはどう思う? このままにしといたら、いずれ手遅れになるわ! …いやもしかしたら、もう手遅れかもしれないわ!」
母親は動揺し、そしてとても慌てていた。
しかし、そんな母親をよそに父親はとても落ち着いていた。
「まあ、俊司は違うと言っているが、もしかしたら真実を言うなと脅されてるかもしれん」
「ち、違う!!」
俊司は大声で否定した。
だが、父親は一切顔色を変えることなく落ち着いた口調で言った。
「どちらにせよ、そんな不良が学校にいるのは問題なんだよ……他の生徒に悪影響を及ぼすかもしれんしな」
「きっと、もう及ぼしてるわ!」
母親は大声を上げた。
それに対抗するかのように俊司も大声を上げた。
「僕を信じてよ! 本当に脅されてなんかいない! 友達なんだよ!」
さすがに“恋人"とは言えなかった。
こんな時にカミングアウトしても、事をさらに大きくしてしまうだけだ。
だが、そもそも俊司は親にカミングアウトする気は微塵もなかった。
「まあ、とにかく他の保護者の方にも聞いてみましょう」
母親はようやく落ち着きを取り戻した。
「そうだな、それがいい」父親は静かにそう言い放った。
“そ、そんな……"
俊司は窮地に追いやられてしまい、もう絶望的だ。
最後は俊司の完全敗北という結果で家族会議は終わった。
このあと、母親は電話番号を知っている俊司のクラスメイトの家全てに電話をかけた……。
[118]水草:10/10(金) 22:23:08 HOST:ser355282010679822
「……というわけなんだ」俊司は語り終わると、ついさっき来たカプチーノを一口飲んだ。
「な、なんだよそれ……。結局どうなるんだよ」
拳聖は込み上げてくる俊司の両親に対する怒りを抑えながら言った。
「たぶん、お母さんは学校に直接尋ねると思う……、いやお母さんだけじゃなく他の保護者も同じことをするかもしれない」
俊司の声は震えていた。
母親なら絶対行動を起こすと確信しているからだ。
「じゃあ、俺たちの関係はどうなるんだ」
拳聖は怒り気味の口調で言った。
怒りを抑えきれなくなっていた。
「……もう終わりかもしれない、だって勝ち目なんかないし、最悪の場合……」俊司がそう言いかけた時、拳聖が口を挟んだ。
「……俺が退学になる」
拳聖はわかっていた。
最悪の場合なんて、自分が高校をやめさせられることに違いないと。
「でも、そんなのは嫌だ……どうしたらいいんだろう」
俊司はもう今にも泣きそうな声だった。
そして、うつむいて黙ってしまった。
拳聖だって同じだった。
嫌に決まっているし、そもそも退学なんかになってしまったら、勉強ができなくなってしまう。
しかし、俊司の言うとおり勝ち目なんかない。
小さな子供が大人に立ち向かうのと同じようなものだ。
きっと他の保護者たちは俊司の母親の味方につくに違いない。
だから、二人が立ち向かったところで何とかなる問題ではない。
そう考えていると、拳聖は思った。
“俺の母さんと父さんは何て思うだろうか……"と。 だが、拳聖には想像もつかなかった。
[119]水草:10/15(水) 22:00:05 HOST:ser355282010679822
それから、拳聖もしばらく黙っていたが、やがて重苦しい空気に耐えきれなくなった。
「もう……どうにもならねえだろうな」
なので、拳聖はそう言い沈黙を破った。
「え?」
俊司は思わず顔を上げた。「俺に味方なんてお前しかいねえし……今更、どうあがいたって無駄だしな」
「でも、それじゃあ……僕たちの関係を終わらせるつもり?」
俊司は少し怒り気味だった。
「そんな事、俺だって嫌だ! だけど、いくら考えたって無駄なんだよ!」
拳聖は思わず怒鳴ってしまった。
さすがに声が大きすぎたせいで、両隣の客が不思議そうに見てきた。
「とりあえず出よう」
気まずくなってしまったので、拳聖はやや強引に手を引っ張り、俊司を立ち上がらせた。
「う、うん」
そして、二人はお金を払い店を出た。
「あのさ、俺ん家に行こう……やっぱ、他の人がいると話しづれーしさ」
「うん、いいよ」
拳聖の意外な提案に俊司はうれしくなった。
[120]‡アルナ‡:11/28(金) 18:01:57 HOST:07022410918724_vx.ezweb.ne.jp
初コメです!!
今までずーっと読んでました(^O^)/
かなり面白いですヾ(≧∇≦*)ゝ
続き書かないんですか??
私は楽しみに待ってます(*゜▽゜ノノ゛
あげまーす♪
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