ピコ森 メル友掲示板

■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50
桜吹雪

1: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/08(木) 19:23:11 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp


 桜の木の下で

 
 「・・・・ゴメンね」

それだけ言って去っていった君


 その理由がなんだったのか知ったとき


          頬になにかが伝ったよ


2: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/08(木) 19:28:24 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
キャスト


竜崎 愛(りゅうざき あい)

鎖乃 輝(さの ひかる)


斉藤 恋(さいとう れん)


3: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/08(木) 20:09:49 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp

  
 今日は暇だったのでお花見に行ってみた
 



 「やっべえ・・・・弁当忘れた」

 「どうするんや?恋・・・」



 こんな会話をしたのは俺がまだ、複数の人と付き合っていた頃

 
       『恋なんて知らない』
 
 そんな頃だった 


 「ふっそんなときこそ姉貴っスよ!先輩!」

 「自分・・・・姉貴が持ってきてくれるとでも?」

 「俺の姉貴は持ってきてくれるんスよ」


  随分優しい姉を持った奴だな・・・それくらいしか思ってなかった


 「ほら来たーー!おーい!こっち〜」

 「本当・・・凄い姉貴を持ったな。尊敬するわ」

 遠くから見つけられたのか笑顔でこっちに向かってくる


 「恋ーーっ!!」

 「ごめんごめん・・・弁当ありがとな!」

 「まったく・・・・ん?そっちの人は?」

 
 静かに2人を見ていた俺に気付いて恋の姉が俺の事を恋に聞いた

 「部活の先輩で、鎖乃輝って言うんだ」

 「鎖乃です。宜しく」

 「私、恋の姉の竜崎 愛。恋とは苗字が違うけど一応姉弟。中3なのでタメだよね?宜しく」

 「ほう・・タメだったんか・・・・」

 俺はゆっくり立ち上がって愛の方へ向かった

 「なぁ、俺と付き合ってみんか?」

 「なっ!?///」

 愛は吃驚して顔が真っ赤

 隣でジュースを飲んでた恋はジュースを吹いた


 「どう?」

 「・・・・お試し1週間」

 「期間はそれくらいか・・・まっこれから宜しくな」


 一目ぼれだったと思う。その日のうちに今まで付き合ってた人とは全員別れた。



4: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/08(木) 22:02:41 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp


 「おはよう」

 「わっな、何故此処に・・?」

 「毎朝恋と学校行ってる先輩だから」

 そう言うと、愛は少し考えて思い出したように言った


 「あ!恋が言ってた人か!・・だったら恋と一緒じゃなくてよかったの?」

 「恋には了解とってあるから大丈夫」




 『先輩ーっ姉貴幸せにしてくださいよー?』




 昨日の帰り半泣きで恋が言ったことを思い出した



 「ってことで学校一緒に行こうや」

 「ふふふっいやでーっす」

  それには俺でも驚いた

 
「付き合ったんやなかったっけ?」

 「あら、でも1週間だけって言わなかったっけ?」

 「せやけど・・・」

 
 「そんなに一緒に行きたかったら私を惚れさせてみなさいよ」

 

 ああ・・そういうことか・・・・

 「フッ・・・楽勝」


5: 名前:菖蒲 (AxS5kEGmew)☆01/08(木) 22:04:24 HOST:p84a535.gifunt01.ap.so-net.ne.jp
age

6: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/10(土) 22:22:55 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
あげありがと!

7: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/10(土) 23:49:49 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
〜愛視点〜


 いきなり告白してきたアイツ

 「愛ーーっ学校行こか!」

 「お弁当食べよ!」

 「愛ーーーっ」


アイツと過ごして1週間が経とうとしていた



 「あーあぁ・・・もう1週間や・・・」

帰り道、アイツが呟いた。それを聞いたとき・・・・


 
              急に寂しくなった



 「・・・・愛?楽しかったで・・・」


 「そう・・・・」


 そんなこと言わないでよ・・・

 
 「・・・・1ヶ月」

 「ん?」

 「お試し期間を延ばしたいと」

     つい・・・言ってしまった言葉



 「・・それなら次は1年な」


   アイツは笑って言った

  
 なんか悔しかったんだけど・・・・?


 「そう睨むなよ」

 「考えとく」


                      私の恋が始まる


8: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/11(日) 13:50:05 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp


 「先輩!!姉貴とマジで付き合ったんスか!?」

 「マジ」

 「彼女達とも別れたから、もう姉貴一色ッスね」



 放課後の静かな部室

  俺は恋と偶然一緒になった


 「アイツ・・あれでも初恋なんスよ」

 ははっと笑う恋。

  それにつられて俺も笑う





   早く君に会いたいな






9: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/11(日) 14:02:05 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp


 部活が終わると毎日の様に愛が通っている学校へ向かう

  
 君の姿が見えるまで、校門の傍に立っている



 「鎖乃ーー!?」

 「よっ今日は早いんやな」

 「なんとなくね」

  そう言って笑った愛を見ると

  
    嫌な予感がした。

俺の予感はあんまり当たんないけど・・・・今回は何かが違う


 「鎖乃〜猫だ!」

 「なっ猫!?何処何処?」

 
帰り道の少し車の通りが多い道路

 
  愛は猫を見つけた

 
 「・・・ねぇ・・・?あの猫・・・危なくない?」

 「確かにな・・・あれって渡ろうとしてるんかな・・・」


 
  猫は道路にゆっくり近づいている

 

 


 
  危ない!!と思った瞬間




 隣から愛が消えた






 


10: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/12(月) 22:56:26 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
〜愛視点〜



 

 
 起きたら病院で、私の右手は暖かかった


 機械音が鳴り響く個室



 私は静かに目を覚ます





 「・・・・・・・・」

 「・・・・これは、手術しかないですね・・・」


 話し声が聞こえる・・・・


 「そうですね。かなりの怪我ですし・・何しろ頭部をかなり激しく打ってますから・・・・」


 「表向きは大丈夫そうなのに・・」


 
  え?そんなに悪いの・・・?私の怪我・・・・



 

 「手術で・・・記憶無くなる可能性も出てくるな」

 




  私は・・・・・・・・


       

         真っ暗になった


11: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/13(火) 15:25:08 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp




 暖かかった右手は



    もう冷たかった





 記憶・・無くなったら?



   もう・・・・アイツのことは覚えてない・・・・?







 『今度は愛も一緒にお花見しよか』








  お花見・・・・・行けなくなっちゃった・・・・・・?





 
   ごめんなさい。




12: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/13(火) 16:12:20 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp


 手術まで



      後2日




  医者から、私が目を覚ましたその日のうちに告げられた



    もちろん記憶が無くなることも





 「姉貴・・・・・」

 
 「泣くなよ〜記憶は一部しか消えないらしいしさ」



 後から知ったことは、大切な事や思入れが強いことだけを忘れる可能性があるってこと



 「大切な事・・・・鎖乃のこと・・かな?」


 「姉貴が・・・大切だった人・・・」



 鎖乃のことだけ忘れちゃうのかな




 「恋・・・・鎖乃には言わないでね・・・」



 「・・でも!姉貴・・・・・」




 大丈夫だから。そう言うと恋は再び泣き出した










13: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/13(火) 17:54:48 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
〜輝視点〜


 

 春らしい風が屋上に吹いて来た



 今は授業中だから誰も此処には来ない


 「先ぱーい・・・・姉貴・・・手術するんス・・・」


  隣で寝転んでいた恋が宙に浮いた花びらを掴みながら言う



 「・・・・早く良くなるといいな」

 
 「そうッスね・・・・・」



 俺たちは冷たいコンクリートの上で空に舞い上がる桜の花びらを見ていた




 あの桜は何処へ行くのだろうか





14: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/14(水) 12:43:39 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp



 コンコンとドアをノックする

 
 「やほ」


 「・・・鎖乃か。入っていいよ〜」



 ドアを開けて病室に入ると・・・愛は少し痩せた気がした。



 「鎖乃・・・花束似合いすぎだって・・・ぷ・・・」


 「笑うんやないっこれ結構恥ずかしいんやで!?」



 俺が花束持ったのは何年ぶりだろうか・・・・




 
  そもそも、お見舞いなんて初めてで・・・



 「・・・フロックスなんて、何処で売ってたの?」


 
 「秘密〜・・・花言葉で選んだからなー・・・」




 愛は花言葉に詳しい。


  意外と花が好きってことをこの前知った



 「4月のフロックス・・・・・あなたの気に入れば幸せです・・・」



 「ほぅ・・やるな・・・」



  


  花言葉は・・あなたの気に入れば幸せです









15: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/14(水) 12:50:52 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp




 愛は泣き出した


 「ちょっ何で泣くん〜?」


 「な、何でもないから!ちょっこっち見ないで!」



  俺は何かしたか・・?



  してない・・・と思う。




 「今日の・・・・夜、外出が許されたから・・桜見に行こう」


  桜・・・・?



 「分かった」

 


 「夜にまた来てね」



 俺は病室から出た



 



 病院は薬品の香りがした





16: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/14(水) 13:02:55 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
〜愛視点〜

何で泣いてしまったのだろうか・・・




 



 貴方を
    

    
     もうじき忘れてしまう。




 

 
   失ってしまうことを恐れているのかな?



  

 もっと一緒にいたかった



 もっと一緒に帰りたかった



 貴方と会うことがが私の毎日の楽しみだった





   いつの間にか貴方は私の大切な人になっていた




  貴方を悲しませたくないから・・・・




     
  私は、




   『愛ー!』


 
 貴方とは一緒にいられない


17: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/18(日) 23:23:12 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp




 
 夜に愛と桜を見に行くことになった俺は愛より先に桜の前にいた




 「あー・・もう散るんかなぁ・・」


 桜を見上げる


 花びらは宙に舞っている



 そういえば・・・この桜の下だったよな・・・愛と会ったもの・・・





 「・・・・愛」


 「待った?急にごめん」


 「気にしてへんから・・・で・・?」



 「私・・・・鎖乃に言わなきゃいけないことがあるんだ」



  俺に・・・・・?




 「私ね・・・・鎖乃とは・・・・もう付き合えない」




  え・・・・・・?

  


18: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/25(日) 21:52:58 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp



 「私ね?鎖乃のこと、嫌いになったから」




  
  嘘だ





 「だからさ、別れよ」





  夢・・・か?






 「・・・愛は俺が嫌いになったのか?」


 「そうだよっ大っ嫌い!!」



 


  それじゃあ・・・・その涙はなんだんだ?



  嫌いなら、もう俺が嫌になったんだったら・・・



    どうして泣く?




 「・・・俺は、好き」



 「そう。だけど・・・私は、嫌いだからさ」




  近くにいるはずの愛が遠くに感じる



   もう、二度と会えないみたいに



  いくら手を伸ばしても


    君に触れることが出来ないようで―――。




 
    口にに温かいものが触れる



 「・・・ゴメンね」


    
   
    月に照らされた桜は消えてしまいそうで

  
   
   いつものように簡単には触れられなかった 



 
   ア・イ・シ・テ・ル



  君の口がそう動いたのは気のせいではなかった


19: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/25(日) 22:28:36 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp





 「お花見ってやっぱ毎年混むんスよね・・」


 「しゃーない、しゃーない・・・で?」



   あれから3年の月日が流れた。

 
 「え?なんスか?・・・・・あ!!」



  あの後、恋は泣きながら俺に教えてくれたことがある


 
 「お前は毎年、毎年・・・・よくやるなぁ・・」


 
 愛が手術をすること、記憶が消えたこと、愛が転校したこと。



 「・・やっべえ・・・・また弁当忘れた」

 「どうするんや?恋・・・」


  懐かしい。あの時もこんな会話だったな・・・


  
 「あぁぁ・・・今日は親がいないんスよ・・」


 「終わったやんけ」


  
   そういえば君が呼び出した桜の種類は山桜だったな

 
 花言葉は、「あなたにほほえむ」



   君はもう一度俺にほほえんでくれるのだろうか。



 「恋ーーっ!!」

 「あ、姉貴!?」



 
  君はもう一度俺の前に現れた。
  

 「まったく。ほらっ弁当・・・・ん?そっちの人は?」



 「え!?えー・・・っと・・」


 困ったように俺に視線を送る恋


 

 「あの時のように」


  俺は少し笑って愛に聞こえないような声で恋に言う


 「・・・・っと部活の先輩で、鎖乃輝って言うんだ」

 「鎖乃です。宜しく」

 「私、恋の姉の竜崎 愛。恋とは苗字が違うけど一応姉弟。中3なのでタメだよね?宜しく」

 「ほう・・タメだったんか・・・・」

 俺はあの時みたいにゆっくり立ち上がって愛の方へ向かった

 「なぁ、俺と付き合ってみんか?」

 




       もう一度だけ、俺と恋をしないか?




               〜終わり〜


20: 名前:(fzpLpgOYbk)☆01/25(日) 22:35:50 HOST:p4004-ipbf308morioka.iwate.ocn.ne.jp
あとがき


 短い(´・ω・`)

 
 さて、短編の中の短編みたいな感じになってしまいました。
 
 
  急展開すぎだったことを深く反省。

     
 ・・・・・未来のヤツも書こうかな?

  でも一応これで完結ということにします。



           ありがとうございました


名前
アイコン選択
HP(省略可)



投稿にあたっての注意
・お小遣いサイトの宣伝は禁止します。
・チェーンメールの投稿は禁止します。
・中傷や嫌がらせは禁止します。
・個人情報の投稿は禁止です。
・売買、交換は禁止です。


悪質な投稿をするとネットができなくなります。