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とある放課後…事件は起きた。
「――どーしよー…(泣)」
泣きそうになる。 カバンの中身はすべてだした。のに、 ちゃんとカバンのなかにいれておいたはずの「ゆびわ」がない。
あいつにもらったゆびわが…ない。
「家においてきたんじゃないの??」
呆れながら言うのは、あたしの親友、咲。
「そんなはずはない!!絶対いれたもん!!」
むきになって、ゴミ箱のなかまで探すあたし。
「もー…そんな初恋相手がくれた「ゆびわ」って… めちゃくちゃ昔じゃん。 しかもビーズでしょ??もーいーじゃん可奈ー。 帰ろー??」
無意識にほっぺたをふくらませてしまう。 スネた時や、怒ったときのあたしのクセだ。 このクセ、自分では気が付かなかったんだけど、あいつがこの前教えてくれたから知ったこと。
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