| 強引に続けてみた。
「幽霊?そんなのいるわけないじゃん」 そういって全ての面が揃ったルービックキューブを宙に投げる。 「でも、本当なんだよ!な?」 友人のタケオがカズヤに同意を求める。 「あぁ、2階の女子トイレ。あそこ出るんだってさぁ」 「女子トイレ?だったら尚更俺には関係ないじゃん。俺男子だぜ?」
俺は最近この学校に転校してきたが、持ち前の明るいキャラのせいかすぐに溶け込むことができた。 その矢先、訳のわからない「トイレの花子さん」の噂を、この出来たばかりの友人2人に聞かされているということだ。
「んで、そんな話俺にしてどうすんの?」 俺はルービックキューブをカバンにしまい、2人の顔を交互に見た。 「あのさ、聞いた話なんだけどさ、お前霊感あるんだって?」 タケオが突然耳元で囁く。 「れ、霊感!?」 続けてカズヤが手を合わせる。 「頼む!退治してくんねぇ?」
何言ってんだか? 俺霊感なんてないし、それに女子トイレだろ? 本能寺ならまだしも、女子トイレとか男子禁制の場じゃねーか。 「却下、俺そういうの興味無いし」 俺はタケオの手を払いのけると、脱靴場へと向かった。
正直、スマナカッタ。
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