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苦い紅茶を召し上がれ

1: 名前:月日☆01/01(木) 23:24:28 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
ティーカップを優雅に口へ運ぶ。
朝を告げる眩しい太陽。
つい、目を伏せたくなるほどの、光りの中に、佇む影。

その影はそっと手を伸ばし、

「朝の始まりを告げる日はすでに空に上がりました」

淡々とした口調でそう言った、見慣れた顔。


2: 名前:月日☆01/01(木) 23:26:37 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
初めまして、の方が多いかと思います。
以前にも書かせていただいたことがあります。
名前を覚えていらっしゃる方も、私を知っていらっしゃる方もいないかと思いますが、一応。
では、亀より遅い更新、つたない表現ではありますが、
暇つぶしにでも読んでいただけたら、と思います。


3: 名前:月日☆01/01(木) 23:52:21 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
しばしの無言。
何を言っているのだろうと半ば呆れながら、太陽の光りのせいで影になりつつある彼を見つめた。

「…バカじゃないの、あんた」

後ろから不意に、女の子らしい、聞き覚えのある声が聞こえた。
言った内容はその声には全く合っていない言葉だったが。

「セ…セ…セディアちゃん!よかった、来てくれたんだね!」

彼女の訪問を心から喜ぶような声を上げながら、触れられはしないであろう彼女の顔を見つめると、彼女の顔が、瞬く間に嫌そうな表情へと変わっていくのがはっきりと見て取れた。

「セディア…ちょっと酷くありませんか、それ。」

苦笑を浮かべながら、手に持っていたティーカップを机の上にそろそろと置くと、そう言った。
この人は、この事務所の主だという自覚なんてものはあるのだろうか。
いつだって髪はぼさぼさだし、黒縁のメガネは全くといって良いほど役に立っていない、それに服はいつだってよれよれだ。

「そんなことない、もっとしっかりしなよ、バカアルド。」

ずけずけと物を言うこの少女は、紛れもなく幽霊だ。
なんともまあ、このしっかりしていない所長のせいで此処に仕方なく通っているらしい。
まあ、この所長と、この彼女の関係は幼馴染だそうなのだけれど。
それでもって、この彼女がこんな風になっちゃった理由も、この所長をかばったせいだと私は聞いている。
要するに、彼女は所長と同い年だから、つまり、私より年上。
本当はセディアさんなのだが、どうしても学生にしか見えない少女相手にさんなんて言いづらい。
一時は彼女も私を敬え、と起こっていたものだが、今ではすっかりこれが定着している。


4: 名前:月日☆01/02(金) 00:15:10 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
「リズさんも酷いと思いますよね!?、ね、リズさん!」

リズ、それが私の名だ。
私はいたって普通、幽霊でもなければ所長のように抜けていることもない、はずだ。
服だってきっちりアイロンをかけているし、髪だってきちんと結わっている。
眼鏡をかけているわけではないけど、壊れたものを持っているわけでもない。
よし、私、正常正常。

「私はそうは思いませんよー、だってセディアちゃんのほうが可愛いんですもん。」

そういいながらやや透けている彼女の顔を見る。
私のその動作が気に入らないのか、彼女の眉間の皺はよる一方だけれど。
ふわふわそうな、腰までの茶色く長い髪、17歳なのに低い身長、小柄な体、華奢な腕。
まさにおとなしい女の子そうな容姿だというのに、それとはうってかわってきつい性格。
ああ、見ているだけで目の保養になるというものだ。

「リズさん、リズさん!」

うっとりしながら、思わずセディアちゃんに見入ってしまっていた私は、はっと我に返った。

「ごめんなさい、ついセディアちゃんが可愛らしくって…」

言い訳にもならない理由を呟きながら、嫌そうに眉間に皺を寄せているセディアちゃんが、事務所のドアのほうをしきりに気にしている。
なんせ、自分は物に触れられないものだから私にドアを開けろというのだろう。
まあ、それが私の仕事でもあるのだが。

すたすたとドアのほうへ歩み寄り、ドアを開ける。
そこには、小太りの男性が、哀しそうに背を丸めながらドアの前に立っていた。
新しい依頼なんだろう、こういう顔を見ればそうとしか考えられない。

「どうぞ、こちらへ」
突っ立っている男性を、事務所のソファへと座らせた。


5: 名前:月日☆01/07(水) 00:19:01 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
ちゃんというと、座らせようとさせた、だが。
私は男性を座らせることに失敗し、逆に肩をつかまれ、諏訪らさせられてしまった。
あまりの力の強さに勝てなかったために、つい腰を下ろしてしまったのが椅子の上だったのだ。
そんなこと、関係ないというように男性は私の肩を掴み、尚離さない。

「む…息子がいなくなったんです!、昨日の夕方から…!」

完全に取り乱してしまっている。
私の掴んだ肩を中心に、ぐらぐらと私を揺らし、叫んでいるに近いくらいの大声を出す。
すると、所長が慌てて間に入ってきた。
少しばかり遅い所長の登場に腹を立てながらも、男性が肩から手を離したことにほっとする。
所長よりもまた少し遅れてきた、男性には見えないであろうセディアちゃんに目をやった。

「大丈夫?」

彼女は、そう尋ねてくれた。
ぎこちなくではあるが、首を立てに降る。
本当は、全く大丈夫ではないのだが、まあ治るであろうことだし、気にすることもないだろう。

「落ち着いてくださいね、じゃないと此方もどうにも出来ませんから。」

男性を落ち着かせ、今度こそ本当にソファに座らせた所長が私の隣にゆっくりと腰を下ろした。
そうして、にっこりと笑みを浮かべると、私が揺さぶられている間に作ったのであろう紅茶をかちゃかちゃと食器同士が音を立てているのも気にせずに、ティーカップを人数分、おぼんから机に移した。

「…どうされたんですか?」

笑顔を崩さぬまま、紅茶を一口啜るとそう尋ねた。
私も所長に続いて紅茶を啜る。
やっぱり、苦い。
所長の紅茶はいつも苦いのだ、不味いったらありゃしないのだが、さすがに私を雇ってくれている所長にそんなことをいえやしない。
そんなことを思っているうちに、男性も一口啜り、一瞬顔をゆがませると、話し始めた。

「息子が、昨日の夕方から帰ってこないんです…。」

ゆっくりゆっくりと、小さな声で話し出す。
男性は俯きながら、足を組んだ。
所長はほうほう、とでもいうように何度も頷いている。

「警察には届けたんですか?」

すかさず私が質問する。
まあ、しているだろうけれど。

「はい、でも…あ、息子は13歳なんですけど…家出だろうって言って探してくれないんです。」

ふう、と男性がひとつため息を吐くと、また話し始めた。

「思春期だから、気に触ることがあればすぐ友達の家に行ったりする年頃だから、今日には帰ってきますよ、って言うんです。
けど、そんなはずないんです、息子は私や、妻を困らすようなことをする子じゃないんですよ、本当に。
それに、夕方に庭に出た時息子は庭の木に登って遊んでいたんです…。」

ゆっくりゆっくりとではあるがそう話し終えた男性は、また不味い紅茶を飲もうと手を伸ばし、味を思い出したのか手を引っ込めた。

「…それで、どうして家出じゃないと思うんです?、困らせるようなことをしない子でも、家出をするときはしますよ…私もそうでしたから。」

「私が探しに行って見つけたけどね。」

セディアちゃんの鋭いツッコミ。
彼女の声は男性には聞こえないために、私は笑いを堪えなければいけなくなってしまったのだが。
まあ、所長の言っていることは確かに頷ける。
家出をしない子なんて、中々いないんじゃないだろうか。
まあ本人にそのつもりがなくても、連絡をいれずに友達の家に泊まりに行って怒られることはよくあるが。

「…探したんです、帰って来ないことを不審に思って。
そしたら、庭の木の上にこんなものが、おいてありまして…。」

男性が、ポケットを探って紙を取り出した。
その紙には、数字と記号がずら、と並んでいた。
何かの暗号文じゃないだろうか。
6 15 21 18+
6 15 21 18&
6 15 21 18
26 5 18 15
20 23 15+
20 23 15
26 5 18 15
5 9 7 8 20
数字ばかりだ、きっと少年は男性に何かを伝えたくてこれを書いた…そうに違いない。
そして、紙の端っこに小さくまたも数字の2が書いてあった。


6: 名前:月日☆01/07(水) 00:53:49 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
「ああ!暗号文ですね、私もやりました、楽しかったなあ…。」

所長も私と同じことを考えたらしく、言葉の通り楽しげな表情を浮かべながらそういった。

「もしかしたら息子が誘拐されたのかも…!、もしかしてもうころされているんじゃ…ああ、どうか無事でいてくれ!」

所長とは全く正反対の表情を浮かべながらそう祈る男性に、所長はあっけらかんとこういった。

「誘拐の可能性はないでしょうね、この文字を見る限りでは。」

「どうしてですか!、筆跡は息子の物でも、誰かに書かされた可能性だって…。」

「この文字は子供がかいたものだと思います、それに、震えも無い。
しっかりとした文字で書かれています。」

今度は私が男性の質問に答えを返した。
ちら、と隣にいる所長に目をやると、その通りといわんばかりに頷いていた。

「不安や恐怖といった感情が入り混じれば怖さを感じない肩は中々いないかと思いますし、それに、息子さんはまだ13歳。
何も分からない子供より、知識を得ている少年の方が恐れはもっと増すはずです。
けれど、この文字にはそのようなものは感じ取れません。
…やっぱり家出ですね。」

苦笑を浮かべながら所長がそう解説した。
セディアちゃんは私の隣に立ち、早速暗号文をとこうとしている。
まあ、この暗号文は簡単だろうが。

「…そうですね、家出でしょうね…。
この文、解読しますが…代金はきっちり頂きますよ。」

なんともまあ、みじめな気持ちになるような、ケチになったような気分になりながら、男性を見ながら私がそういう。
けれど、これが当たり前なのだ、世の中ただで人探しに協力する人間がいるほど甘くは無い。

「…分かりました。」

こくり、と男性が頷いた。
すると、所長も暗号文を解読しようと紙を眺め始めた、さも楽しそうに微笑みながら。
私も所長に続いて考え始める。

数字…これは何を表しているのだろうか。
+や&といった記号も含まれている。
ということは、これを足していけばいいのだろうか。
だが、それだけなら段を変えている必要などないはずだ。
まず6から考えて行こう。
6、6番目のひらがなだろうか。
だとすると。6番目はか、15番目はそ?。
いいや、可笑しいだろう。

「うーん…と」

ふと声をもれさせてしまいながら考え込む。
静かな室内には、考え込んでいる所長の呟きが聞こえてくる。

「ああ、成るほど。」

所長が小さく声を上げた。
その顔はどうも楽しげにしか見えない。

「所長、わかったんですか?!」

「…アルドにも分かるのにどうして私は分からないのかな…。」

ふう、とセディアちゃんがため息を吐いたのも気にせずに、所長がにこにこと微笑んでいる。
男性の顔は、驚いたような表情を浮かべながら所長を見つめている。

「さて、今から家にお伺いさせていただいても宜しいですか?」

にっこりとした笑みを崩さずに、所長が男性にそう尋ねた。


7: 名前:月日☆01/07(水) 12:48:48 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
男性が乗ってきたらしい車に3人(と幽霊が1人)で乗り込み、ドアをバタンと音を立てて閉めた。

車が向かった先はもちろん先ほどの男性の家だ。
所長がいうには、家から見ないと分からないらしい。
暫く車を走らせた後、なんとも大きな家に着いた。
色は眩しい黄色に、これまた眩しい白。
庭には草がしきつめられていて、これまた暑苦しい印象だ。
庭の端の方に、大きな木が一本だけ立っていた。
この木がきっと、男性の息子とやらが上っていた木なのだろう。

「…で、暗号文はどうなってるの?」

セディアちゃんがせかすように所長にそう言う。

「はい、では、説明させていただきますね。」

胸ポケットから小さな手帳を取り出し、それについていたボールペンまで取り出した。
先ほどの数字を見ながら、口を開くなりこう言う。

「この数字は英語の順番を表しています。」

所長が手帳に、最初の数字、6を書き込む。

「リズさん、では英語の6番目は?」

「ABC…えーと…F、ですね。」

指を折って数えなければ、どうにも順番というものが分からないのだ。
英語って、難しい。

「そうです、では次の15番目。
ひとつずつ数えていくと、Oになります。」

紙に、先ほど私が言ったF、その隣にOを書き込んだ。

「そして、これをひとつずつ、順番に当てはめていくと…。」

所長が手帳にまたも何かを書き込み始める。
暫く時間がたった後、所長の手帳には、私が言ったF、Oに続き、こうかかれてあった。

FOUR+
FOUR&
FOUR
ZERO
TWO+
TWO
ZERO
EIGHT

「で、これを数字に直していきます。
きっと、プラスなどの記号が書かれていない所は一まとまりの数字だと考えて良いかと思います。」

そうして先ほどの、数字から出た数字をあらわす英語をまたも数字に変えていく。

4+4&402+208

「ここまで来たらもう簡単です、この数字を足して…。」

言いながら、数字同士を足していく。

4+4=8
そしてこれの答えに&を付け足す。
8&
402+208=610
8&610

「これじゃまだ数字のまま、ですよね?。
此処からがちょっと頭を悩ませてしまったんですけど…。」

所長が苦笑いを浮かべながら、先ほどの答えをばらばらにしていく。

えいと
あんど
しっくす
てん

「最後のしっくすてん、なのですが、13歳の頃に習った英語の数字が100までだったんですよね…だから、こうなっちゃいまして。」

要するに、所長の馬鹿さが現れている発言だ。
そんな言葉を残し、所長はまたも書き込み始める。

えいと=Eight
あんど=And
しっくす=Six
てん=Ten

「数字ばっかり…しんどい…。」

セディアちゃんの溜息が一つ交わる。

「もうすぐ終りますから、ね?」

苦笑を浮かべながら所長はセディアちゃんをなだめる。
男性はきょとんとしているけれど、全く気にしていないようだ。

「最後に、この文字を組み合わせれば数字以外の言葉が浮かんできます。」

所長はまたも手帳に書き込み始める。

Eight=E
And=A
Six=S
Ten=T

「分かりますか?East。つまり…」

所長が滑らかな米国語を口にする。
すると、私が途中から口を挟み、こう告げた。

「つまり、東。」

そういうと、セディアちゃんがするすると浮遊しながら木の上へ飛んでいき、そこから下を見下ろす。

「紙の端にある2、は?」

男性には聞こえない声で、けれども大きな声でそう尋ねる。

「2はきっとあひるでしょうね、昔数字を覚えるために、数字の歌、あったじゃないですか。
多分、それを。」

所長も、セディアちゃんの方を向きながらそう大声で返す。
男性の顔は、きょとんとした顔になる、先ほどと同じだ。

「この家から東の方角に、アヒルのいる場所はありますか?」

まだきょとんとしている男性に、所長がそう尋ねる。
ぎこちなくではあるが、男性は頷いた。

「でも、そこは昨日探したんです…結局いませんでした。」

「まあ行ってみましょうよ、ね?」

所長がそう微笑みながら言うと、私達は又男性の車に乗り、その場所へ向かうことになった。


8: 名前:月日☆01/07(水) 17:04:51 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
「此処です。」

男性が車を止め、車から降りる。
着いたそこは、少し広めの公園だった。
公園の中心には大きな緑色の水で出来た池、アヒルが泳いでいる。
その池を囲むように遊具が並んでいる。
そして、周りには林といっても良いくらいの木々。

「さて、息子さんを呼びましょうか、名前は?」

「…サムです。」

分かりました、という代わりに所長が頷き、その後に私も頷く。

「サムー!」

いきなり所長が大声で呼び出す。
まだ朝の早い時間だというのに、なんともまあ近所迷惑な人なんだろうか。
とは思いつつも、私もやや控えめに名前を呼び出す。
子供なのだから、まだ寝ているのだろうけど。
セディアちゃんも探すのに協力していた。
名前を読んでも意味がないためにもっぱら公園内をぐるぐるまわって探しているだけだったが。

「林でしょうね、いってみましょう。」

所長のその声を合図に、私達は林に入る。
又も名前を呼びながら、セディアちゃんは木の上の方を飛びながら探す。


探し始めて30分程度たった時、ふと声が聞こえた。

「サム!」

男性が一番早く反応して、声が聞こえた付近に走っていく。

「此処だよ、僕は!」

そう声が聞こえたかと思うと、木から男の子が飛び降りてきた。

「サム!大丈夫か?、怪我はしてないか?!」

男性が少年の肩を掴み、ゆらしながらそういう。
少年はそれに返事をするように頷くと、男性は少年を抱きしめた。
なんともほほえましい光景だったが、その後すぐに男性が怒り出した。

「どうして出て行ったりするんだ!」

「それは…父さんが最近帰ってこないから…。
確かめようと思ったんだ、愛してくれているかっていうのを。
あの暗号文をといてもらおうと思ったんだよ、でも…もう良いよ、父さん。
探してくれてありがとう。」

にっこりと笑みを浮かべ、少年がそう男性に告げる。
怒っていたはずの男性も、涙目になりながらまた少年を抱きしめた。

「帰りましょうか、セディア、リズさん。」

にっこりと笑みを浮かべながら、所長が私達にそういう。
私もセディアちゃんも、あわせて首を縦にふった。
男性へのお金の催促は後でもいい、今は水をさす気はない。
そして、そろそろおき始めている町に交わりながら私達はまた事務所へと帰っていった。


9: 名前:月日☆01/07(水) 17:11:13 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
「ふう…では紅茶でも飲みましょうか。」

事務所に帰ってくるなり、所長がにこやかにそう言い放った。
私は顔をゆがませ、セディアちゃんは気の毒そうに此方を見上げる。

「アルド、あんたの紅茶渋いんだよね…今までいえなかったけど。
私がおいっしい淹れ方、教えてあげるから。
おいでよ、リズ。」

腕を組みながら、冷たく所長にそういうと、今度は笑みを浮かべながらこちらを見て、教えてあげるといってくれた。
しかも名前つきで!。
思わず、目がきらきらと輝いてしまいそうになるのをおさえながら、大きく首を縦に振った。

「そんな!酷いですよ、セディア!」

「そんなことあるよ、ほんと、あの人も可哀想だよね…。」

「酷い!、リズさんもそう思いますよね?、ね!リズさん!」

「私は思いませんよ、セディアチャンの方がかわいいんですもん。」

こうして、私達の毎日は明るい色に染まり、楽しく弾んでいくのだ。
心が高く跳ね上り、笑みがこぼれる。
不味い紅茶だっていい、所長のいれた紅茶を啜って、セディアちゃんと所長の会話に私も交わって。
それだけで、明るく染まっていくのだ。
空が、朝日に染まりながら私達を見ているようだった。


10: 名前:月日☆01/07(水) 23:44:04 HOST:ZD007124.ppp.dion.ne.jp
ということで、終了させていただきます。
短い話でしたが、最後までかけて自分自身では満足してます。
話の出来は納得できませんが;
それでは、もし読んでくださった方がいらっしゃったら謝っておきます。
中途半端ですみません。
では、失礼します。


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