| 第一章 *告白*
「告っちゃいなよー」
そう言ってあたしの背中が ポンッと押してくれるのは 美織だった
いつもマイナス思考なあたしは
「いや!!絶対無理!!ぜーったい無理!」
って断固拒否
美織には彼氏がいる 徳田 拓也(とくだ たくや) あたしは徳って呼んでるけど
徳はあたしと小学校を同じだった 小学校ではかなりモテてたけど 中学校に入ってからは モテなくなった
もちろん 告ったのは美織の方から
勇気のある美織を あたしは羨ましそうに頬づえをついて
「いいよねー。美織は自分のものにできて」
「まあ、ウチは積極的だからさ♪」
「ふーん…」
積極的 か。
積極的なんてあたしには無理だけどね できるコトなら美織になりたいよ
「なんで桜雪は告らんの?」
「だって、振られるの、怖いじゃん?」
「そりゃそうだけど…やっぱり自分の気持ちを 相手に伝えた方がいいと思うよ?」
「んー…でもなあ…」
「ほらまたそうやってー」
「だって…」
そう こんなあたしがOKされる訳ないじゃん
どうせ、振られるに決まってる 振られて当然だもん
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