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   1週間  

[1]西条:06/17(水) 23:15:05 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp



「もう…手遅れですね。
あなたの余命は残り1週間です」


まるで漫画だ。
まるでアニメだ。
これは現実じゃない。


そう信じたかった。



[2]西条:06/17(水) 23:29:12 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp


数ヶ月前から
体に異変が起きていた。

朝、起きると
激しい頭痛と目眩がし、
歩き出せば吐き気や怠さがあった。
それが1日中続き、
ご飯もうまく喉を通らなかった。

だけど高1にもなり
″病院″が怖かった。

小さいとき病院に行き、
目の前で人が亡くなったことが
2度、3度あって
それきり怖くなってしまった。

「ちょっと、陽汰(ヨウタ)?
あんた具合悪いんちゃうの?
病院、行かなくてええの?」

「悪、ないわ。
それより母ちゃんはご飯作っとき。
俺はバイトやし」

「ほんまか?まあ無理せんでな。
ほな、帰りに莉華(リカ)頼んだで?
ちゃんと迎え行ってな」

省66

[3]西条:06/18(木) 19:16:40 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp


どうしたんや、俺!
異変が起きる前日まで
軽やかに走っていた自分が
頭の中に思い浮かぶ。

これじゃ…莉華も
おんぶできひんやん。

莉華は10時となれば
当然ぐっすり寝ている。
それを俺が毎晩、
おんぶして家まで帰るのだが
今日はキツイかもしれない…。

近くに立っていた、
電柱に俺は手をついた。

そしてため息をはいた。
疲労が溜まっとるんかな。
体が限界なんやろか…。

急に止まったせいか
勢いよく激しい頭痛が俺を襲ってきた。
「…いってー!」

もう無理や。
このまま保育園に行き
莉華をおぶって帰るなんて
今の俺には無理や!

そう分かったとたん 省61

[4]西条:06/18(木) 19:35:57 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp


扉を開け玄関につくと
俺はバタリと倒れてしまった。

その音に家族が
駆けつけてきた。

「兄ちゃんっ!どうしたん!」

妹の伊澄(イズミ)や
弟の優輝(ユウキ)が来た。
「母ちゃん母ちゃんーっ!
兄ちゃんが倒れとるで!」

優輝が大声で叫ぶと
走る足音が聞こえてきた。
その音が頭を
ガンガンさせる。

母ちゃんは倒れてる俺を見ると
ものすごく驚いていた。


「ど、どないしたんよ!
えっえっええええ!?」

[5]:06/21(日) 13:21:12 HOST:softbank219038054005.bbtec.net

関西弁て読みやすいです^0^
自分も関西出身なんで、
昔を懐かしく感じます^^
頑張ってください。



[6]西条:06/29(月) 18:55:19 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp

>>5
本当ですか?(´・ω・`)
凄く嬉しいコメント
ありがとうございます!
更新STOPさせていて
申し訳ございませんっ。


[7]西条:06/29(月) 19:03:48 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp


もう俺の意識は朦朧で
喋ることもきつかった。

「兄ちゃん、
どないしたんよーっ…」

ぼやける視界に映る、
伊澄の顔が不安そうだ。

「大丈夫やで?
優輝と伊澄は2階戻っとりなさい。
兄ちゃん、疲れとるだけやから、な?」

母ちゃんが宥めると
優輝と伊澄は大人しく
2階へあがっていった。


「…こんなに無理しよって」

2人が居なくなって
シン、とした玄関で
母ちゃんが呟いた。
ごめんなあ。
俺、また迷惑かけてもうた。

謝りたかったけど
喋ることは難しかった。
でも喋ろうとすると
母ちゃんが遮った。

「無理せんくてええのよ。
無理に喋らなくてええの! 省13

[8]西条:06/29(月) 19:07:07 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp


部屋に運ばれて
ゆっくりとベッドに
寝かされた。

「着替えなくてええやろ?
起きるのも無理そうやし。
ご飯は済ませた?」

その質問に
小さく首を振る。
食えるわけがない。
吐き気だってするのに
食べたりしたら…、
それに食欲も全くなかった。

それをお見通しかのように
母ちゃんが言った。

「食欲ないんやな。
ほな、そのまま寝えや??
明日の学校は体調次第やな。
ほな、おやすみな」

母ちゃんが柔らかい笑顔で
言ってくれた。
その優しさに安心したのか
目をつぶるとすぐに
夢の世界に入り込んでしまった。 省1

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