調子が悪い方
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  >>君に恋してる

[1]:08/03(日) 15:20:25 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp


  
   あなたに言われた 一言一言が
   私にとっては すごい嬉しくて

   好きって気持ちを 改めるんだ

   + 岩野 葵  イワノ  アオイ
   + 池田 涼  イケダ リョウ



[22]:08/15(金) 11:07:59 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 ごちそうさま。 」

  夜ごはんを食べ終わって、
  台所に食器を運んだ。

  「 今日、何かあんの? 」
  「 ん? 花火するー。 」

  兄の質問に、ウキウキで答えた。
  何、その変な目しやがって。
  その時、家のチャイムが鳴った。

  「 あ。じゃあ、行ってくるね。 」
   
  私は、花火を持って玄関に行った。
  
  「 はーいっ。 」
  「 よっ。 」
  「 花火忘れてないだろーな? 」
  「 当たり前っ。 」

  私は、花火を見せて笑った。
 
  「 …え。 」

  私の目の前には、涼と翔。
  翔の後ろに………え?

  「 あ。今日、由梨ちゃんも一緒だから。 」
  「 …よろしくね。 」

  翔が笑顔で言った。
  そして、後ろで由梨ちゃんが挨拶。
  …何この関係。
  4人で花火するの?

  「 よし、そこの広場行くか。 」
  「 うん。 」

  私と涼と翔と…由梨ちゃんは、
  近くの広場に行った。

  「 じゃあ、やるか。 」

  そう言って、ロウソクを立てて
  花火を始めた。

  翔は、由梨ちゃんに花火を渡しながら 
  2人の世界に入っていってる。


  「 あいつ等、幸せそうだよな? 」
  「 うん、すごい予想外だよ。 」

  私は、涼と座って花火をしていた。
  あっちは、カップルだけどよー。

  「 なあ、どっちがたくさん持てるか勝負しね? 」
  「 やってやろーじゃないか。 」
 
  カップルとは、別に
  花火を本当に楽しむことにした。

  
  でも、何か違う。
  …嫌な予感がする。

[23]:08/15(金) 11:30:12 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +
  
  「 引き分けだな。 」

  お互いに8本持って、終了。

  「 花火の綺麗さもなかったね。 」
  「 そりゃ…必至だったからな。 」

  お互いに顔を見合わせて笑った。
  …でも、視線を感じる。
  私が、由梨ちゃんの方を見ると
  こっちを…いや、涼を見てる。

  「 …あっ。 」
  
  私の視線に気づいた由梨ちゃんは、
  何もなかったように花火をしていた。

  「 よし、終わったな。 」
  「 帰ろっ。 」
  「 じゃあ、由梨ちゃん送ってくから。 」
  
  翔は、由梨ちゃんと反対方向に歩いて行った。

  「 …なんか変な感じ。 」
  「 俺も。 」
  涼も同じことを思っていた。

  「 急に4人だもんな。 」
  「 うん、ビックリした。 」
  「 でもさ、翔が幸せになってくれるなら
    俺は、幸せだけどな。 」
  「 そう、だね。 」
  
  翔が本当に幸せなら、
  今のままで本当に良いなら、
  私は、何もしないし
  何も疑ったりしない。

  でも…なんとなく
  由梨ちゃんに何かある気がする。


[24]:08/15(金) 12:29:53 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 いってくるね。 」

  今日も朝から学校へ補習に。
  
  「 おっ、葵さーん。
    頑張ってますね? 」
  「 涼さーん、頑張ってますよ。 」
  
  朝から涼と会った。
  時間が一緒みたいだな。

  「 また、終わったら来てね? 」
  「 えー面倒っ。 」
  「 昨日は、来たじゃん。 」

  そう言って、私は教室に。
  もう、翔と由梨ちゃんは来て座っていた。
  
  「 あ、葵。はよー。 」
  「 おはよう。 」
  軽く挨拶して、昨日と同じ所に座った。
  やっぱり、特等席。

  「 おまえ、またそっちに座りやがって。 」
  「 あー、今井君。ちょっと遅かったね。 」

  昨日の人。今井君がまた隣に来た。
  早い者勝ちだし。

  そして、今日もプリントをして帰れる。
  
  「 おーわり。 」
  「 なんで? なんでわかるの? 」
  「 天才、だから。 」
  
  今井君は、そう言って帰っていった。

  残ってるのは…やっぱり私と翔。
  …と由梨ちゃん。

  何か…企んでるよね?
  …おかしいよ、やっぱり。


[25]:08/15(金) 16:54:15 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 葵、解けた? 」
  「 ん? 解く気ない。
    また、涼が来るもん。 」
  「 …来るの? 」
  「 え、うん。 」

  急に由梨ちゃんが話してきた。
  涼来るけど…何で、どうしたの?

  「 涼が来るなら大丈夫かもな。 」
  「 そうだね。 」

  それから5分後。
  涼が陸上を終えて、教室に来た。

  「 あっつー。 」
  「 汗、めちゃくちゃかいてるじゃん。 」
  
  私が笑って言うと、大変なんだぞっと言って
  私の横に来た。
  
  「 今日も終わってないんですか。 」
  「 当たり前じゃないですか。 」
  
  涼は、軽く溜息をついて、
  教えてくれた。

  翔と…由梨ちゃんにも。

  

[26]:08/15(金) 17:12:27 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +
  
  嫉妬…してるのかな。
  由梨ちゃんに。
  
  そんなことない。
  嫉妬する理由なんて ないよね

  「 外、暑い。 」

  プリントを提出して学校から出た。
  いつもと違う。
  …由梨ちゃんが一緒にいる。

  「 由梨ちゃん、翔の家に行くの? 」
  「 …あ、うん。 」
  いつも何かを見てる由梨ちゃん。
  また、何か見てる。
  …ん、涼を見てる?
  え…なんで? 何かあるの?
  
  「 あ、みんなで勉強会しない? 」
  「 勉強会…? 」
  いきなり由梨ちゃんが言うから、
  聞きなおしてしまった。
  
  「 うん。私と翔君と葵ちゃんと涼君で。 」
  
  そして、なぜか涼を見る由梨ちゃん。
  …やっぱ、涼のこと見てる。

  「 俺は、良いよ。 」
  「 俺も。葵は? 」
  涼が私を見て言った。
  「 あ。私も良いよ。 」

  由梨ちゃんからの視線を感じた。
  何? 私が何かあるの?
  
  「 じゃあ、どうする? 」
  「 俺の家に1時に来れば? 」
  翔の意見に賛成して、
  みんなで家に帰った。

  何か…嫌だ。


[27]:08/16(土) 13:26:34 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 ただいま。 」

  私は、自分の部屋に行って荷物を置いた。

  「 勉強会か…。 」

  そりゃ…涼が居るから教えてもらえる。
  楽しく勉強ができるかもしれない。
  でも、何で由梨ちゃんが居るの?
  由梨ちゃんのことは、そんな嫌いでは無い。
  でも、やっぱり何か嫌だ。
  理由は、分からないけど…モヤモヤする。

  「 はあ…もう良いや。 」

  私は、ご飯を食べ、
  1時に翔の家に行った。
  
  「 お邪魔しまーすっ。 」
  いつも、そのまま翔の家には入る。
  幼馴染の特権、みたいなものだ。

  「 あ、葵も今か。 」
  玄関には、涼がいた。

  「 うん。ねえ、涼。 」
  「 何だ? 」
  「 …す、数学教えてね? 」
  
  涼は、笑って「 おう。 」
  と言ってくれた。

  こう言ってないと、
  由梨ちゃんに全てを取られそうな気がした。


[28]:08/16(土) 18:11:58 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 おまえ等、ピンポンぐらい押せよ。 」
  「 えー面倒。 」
  「 そうそう。 」

  涼と2人で翔の部屋に行くと、
  二人で何か話していた。
  …別にやらしいことしてなかったのか。

  「 よし、お勉強だ。 」
  翔がノートを広げて、宿題をし始めた。
  「 あ、涼。教えてーっ。 」 
  「 あ、数学だったな。 」
  
  私は、数学のプリントを出して
  わからないところ全部を聞いた。
  「 だから、こうなるの。 」
  「 何で? 」
  「 あー、ここにかけて引いたらほら。 」
  「 なるほどね。 」

  涼は溜息をついて、プリントの隅に何か書いた。
  …バカって。
  そして、私を見てニヤッと笑った。

  「 涼君、教えてほしいところあるんだけど。 」
  「 …あ、良いよ。 」
  由梨ちゃんが涼に話しかけた。
  すっごく笑顔でね。…初めて見たよ、あんな笑顔。
  そして、私を見て笑った。
  涼に見せた笑顔じゃなくて…
  なんか、勝ち誇った顔。

  …何。私が何かした?
  


[29]:08/17(日) 13:39:58 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  「 じゃね。 」

  私と涼は、翔の家を出て
  家に帰った。

  「 あ、葵。 」
  「 何? 」

  家に入る前に、涼に呼ばれた。
  
  「 明日、浴衣着てこいよ。 」
  「 え、浴衣? 」
  「 おう。俺、浴衣フェチ。 」

  笑いながら涼が言った。
  何、急に。

  「 えー初耳だよ。浴衣フェチとか。 」
  「 嘘うそ。浴衣似合うだろ、お前。 」
  「 知らねー。 」
  
  涼は、笑ってそのまま帰っていった。
  …よし、浴衣の準備をしとかなきゃ。
  
  その時は、気づかなかった。
  …こっそり
  
  由梨ちゃんが 聞いてたなんてね


[30]:08/18(月) 11:26:41 HOST:proxy.acn-tv.ne.jp

 +

  今日も、朝から補習に行き
  帰りは4人で並んで帰宅。
  由梨ちゃんは、反対側だから途中で
  別れたけどね。

  「 じゃあ、5時にな。 」
  「 あ、うん。 」
  
  6時に涼が迎えに来る。
  浴衣の準備もしてるし、楽しみになってきた。

  
  「 あ、5時だ。お母さん浴衣してー。 」
  
  昼寝をしてるうちに5時になっていた。
  浴衣をしてもらうためにお母さんを呼んだ。
  「 はいはい。お洒落するのね。 」
  「 いやー、浴衣フェチがいるもんで。 」

  …浴衣フェチ。涼のことだとは思ってないだろう。

  「 はい、出来上がりー。 」
  「 おっ、ありがとー。 」

  満足そうにお母さんが言った。
  そして、鏡を見た私も満足。

  「 葵ー? 」
  「 あ、涼じゃん。 」

  涼が迎えに来た。
  あっという間に6時になっていた。
  
  「 はーいっ。 」
  「 お、浴衣ー。 」
  「 どうですか? 浴衣フェチさん。 」
  「 完璧。 」

  2人で笑いあって、外に出た。
  …こうやって、話してるときが幸せって思える。
  やっぱり、涼のこと好きなのかもしれない。

  …でも、どこかでやっぱり由梨ちゃんが
  邪魔をしている。


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