調子が悪い方
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オレが生まれ変わった日
[1]流れ者:05/24(土) 01:35:07 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
えっと、短く話を書きます。
もちろん完全無欠の妄想=フィクションです。
[186]流れ者 (khQch9muJo):11/08(土) 20:56:40 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
その男は白髪混じりの自分の髪の毛をボリボリとかいて、疲れきった表情を浮かべて美亜と悠斗、それとオレのいる方に視線を送る。
オレは本当にその光景が信じられず、その病室に入る事が出来なかった。
美亜と悠斗の二人は、オレの身体がベッドに横たわっている病室に入っていったが、
オレは後退りをして病室の中から視線そらした。
う……嘘だ……
なんで、あいつらが?
何で、あの二人がここに居るんだよ!?
今日は平日のはずだろ?
なのに、何で?
オレの頭の中には疑問符ばかりが浮かび、心の中で『何で?』を連呼した。
オレは一旦、深く息を吸ってから、
あの二人がなんでこんな時間にオレの病室にいるのか?
仕事ばかりして、オレの事などお構い無しの親父とお袋が仕事は休んだのだろうか?
それは何故だろう?
ただ、分かるのはオレの為ではないであろうと言う事だ。
あの二人はオレの事など厄介な荷物としか思っていない。
オレはさらに頭の中の疑問符を増やしてから、昨夜の、あの親父とお袋の態度を思い出し、一つだけ、そう結論づけた。
そして、オレは一度は視線を背けた病室の中に視線を戻して、オレがこんなにも動揺させた原因をまじまじと見つめた。
[187]流れ者 (khQch9muJo):11/10(月) 22:56:08 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
「はぁ……何であのクソ親父とクソお袋が居るんだよ、気持ちワリィ……」
オレは自分の目の前に居る二人の姿を見てからそう呟いて、両手を自分の口に当てて、吐いて戻してしまいそうになるのを押さえた。
こんな幽体離脱した状態で吐き戻す内容物などあるはずも無いのに、何かがオレの中から逆流してくるような気がしたのだ。
「あの、お見舞いに花を持って来たんですけど、花瓶ありますか?」
美亜が疲れた表情の親父に向かって、そう言うと、
「あぁ、ありがとう、美亜ちゃん。 花瓶ならここにあるよ。」
親父は疲れた表情を浮かべるのを一旦やめて、微笑みながら、そう口にしてベッドの横に置いてある花瓶を手に取り、美亜に差し出した。
「ありがとうございます、花を活けて来ますね。」
美亜が親父から花瓶を受け取ってから、身体の向きを反転して病室の出入口へと歩き出すと。
「あ、僕も一緒に行くよ、美亜。」
悠斗はそう言ってから、美亜と同じように身体を反転して、病室から出て行った。
オレは自分の病室にあの最低な親父とお袋が居る事に動揺していた。
そのせいでオレは美亜と悠斗の後を追い掛ける事が出来なかった。
そのお陰というか、そのせいでオレは親父とお袋の残る病室の前に取り残された。
[188]猫:11/11(火) 23:40:10 HOST:05004012879384_md.ezweb.ne.jp
あげ
[189]めぐみ (2kk7VChylw):11/13(木) 21:54:19 HOST:g24FSrPvenuuItZV_softbank.co.jp
ご無沙汰してすいません。久しぶりにあげます。
[190]流れ者 (khQch9muJo):11/15(土) 20:02:11 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
>>188>>189
猫さん、あげありがとうございます。
めぐみさん、あげてもらえて嬉しいです。
[191]流れ者 (khQch9muJo):11/15(土) 20:47:51 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
オレはあの二人の居る病室を目の前にして、相当に気分を悪くしていた。
うぅ、気持ちワリィ……
オレはその場に片手と両膝を付いて、左手で自分の口を押さえた。
「しっかりするだ。」
オレが気分の悪さに苦しんでいると、病室の中からそんな声が聞こえてきた。
それはあの親父の声で、その声にはいつものような覇気が感じられ無かった。
親父はそう口にしてオレの身体が横たわるベッドに顔をうずめているお袋の右肩に左手を置いて、お袋の身体を軽く揺する。
たが、お袋に反応はなく微動だにしなかった。
少し前まで、自分の気分の悪さに気をとられて、全く気付かなかったが、お袋はさっきからまるで死んでしまったかのように動きを見せなかったのだ。
少しの間をおいてから、オレはゆっくりと立ち上がって、気が付いたら、オレは病室へと足を踏み入れていた。
さっきまでは気持ち悪くて、病室の前にいるだけでも嫌だったのに、オレは親父とお袋の居る病室へと入ったのだ。
いつもと違った親父やお袋の様子が気になって、自然に病室へ足を踏み入れていた。
何より、この幽体離脱した状態だったから二人に近付けたのかもしれない。
こんな状態でも無ければ、親父やお袋に近づく事すら進んではしなかっただろう。
[192]猫:11/16(日) 21:08:47 HOST:05004012879384_md.ezweb.ne.jp
あげ
[193]流れ者 (khQch9muJo):11/19(水) 21:21:16 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
猫さん、あげ感謝します。
最近はリアルの方が忙しくて、なかなか更新する機会がないですが、これからもよろしくお願いします。
[194]流れ者 (khQch9muJo):11/19(水) 22:01:28 HOST:05004032495601_ge.ezweb.ne.jp
オレが親父とお袋に近づいて行くに連れて、二人の様子が詳しく分かってきた。
親父は病室の外からは分からなかったが、拳をギュッと握り締めていた。そして、ベッドに横たわるオレの身体をジッと見つめている。
お袋の方はオレの身体が横たわっているベッドに顔をうずめているのは、病室の外から見えていたが、身体を小刻みに震わせているのは、近づいて初めまして分かった事だった。
何でだ?
この二人は何でギュッと拳を握り締めたり、身を小刻みに震わせたりしているんだ?
オレの頭の中にそんな疑問が駆け巡る。
「ごめんなさい……」
突然、オレの耳にそんな言葉が耳に入ってきた。オレは最初にその言葉を聞いた事が理解出来ずに唖然としてしまった。
え……何かの聞き間違いだろ。
いや、でも確かに今……
オレは混乱状態に陥っていた。
何故ならその『ごめんなさい』と言ったのは、オレの聞き間違いでなければベッドに顔をうずめているお袋だったからだ。
ごめんなさいって誰に言ってるんだ?
まさか、オレに……?
有り得ない、あんなにオレの事を避けていたお袋が、間違ってもそんな事を言うはずがない。
オレはかなり気が動転していたが、そう結論付けて自分の気持ちを落ち着かせようとした。
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