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【1:8】  お か あ さ ん 
1: 名前:いなみ☆07/03(金) 20:22:30 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp







「隣の桜井さんち、
お母さんがいないみたいやで」



「えー…可哀想やなあ」






同情なんて
されたくない。

それが、
″あたし″。





2: 名前:いなみ☆07/03(金) 20:27:24 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp






何故、いきなり
あたしが虐めを受けるようになったのか
未だ、わからないまま。



それは小学5年生の、
秋の出来事だった。



「…あつー」


照りつける太陽が
眩しくて嫌になる。

9月だというのに
こんなに暑いなんて
異常気象じゃん。



手でパタパタと仰ぎながら
あたしは学校へ向かう。



やっと着いたけど
特に嬉しくはない。

暑さは変わらないし、
結構疲れた。


垂れそうになる汗を
拭って、あたしは
靴を履き替えた。




皆に久しぶりに会えるのかあ。

なんか、楽しみだな。
変わった子とかいたりするんかな。


少しわくわくする気持ちで
あたしは教室へ向かう。





″5-2″へと。





3: 名前:いなみ☆07/03(金) 20:32:28 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp




教室のそばに来ると
とても騒がしかった。

ああ、いつもの
5年2組や、って
安心した。



あたしはニヤけそうになるのを
我慢してドアをあけた。

すると








一瞬にして
教室が静まり返り、
みんなの視線が
あたしに刺さった。









「…え?どないしたん?」






4: 名前:いなみ☆07/03(金) 20:45:39 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp




状況がわからない。

睨む子も居れば
そっぽを向く子。


怯えてる子だっている。




あたしはいつも一緒の
3人が目に入り、

皆のとこへ行った。



あたしが笑いながら
歩いていくと

皆はサッと避けるように避け、
友達達も廊下へ出てってしまった。




頭には「?」ばかりだけど
1つだけ、わかった。

″これは
いじめじゃないか″って。




血の気がサーッと引き、
倒れそうになる。

あたしが虐めを受ける?



笑っちゃうよ。



誰かに「嘘だよ」って
誰かに「冗談だよ」って

笑って言ってほしくて
誰かの言葉を求めてた。




思わず溢れそうになる涙を
必死に堪える、あたし。


そんなあたしを見た、
友達の春賀(ハルカ)が





「あんた、親おらんのやろ?
そんなキモイ奴、友達やないし。
あー可哀想っ!笑」






5: 名前:絵梨奈☆07/04(土) 18:13:06 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
続き気になります^^

6: 名前:いなみ☆07/04(土) 21:57:57 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp

>>5 絵梨奈様

ありがとう
ございます(゚Д゚)★!


7: 名前:いなみ☆07/04(土) 22:06:39 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp
 



笑いながら、
あたしを見下して言った。



その言葉にあたしは
硬直し、唖然とする。



「あたしら知ってんで?
あんた、ずっと隠しとったんやな。
最低やん、友達″やった″のにな!?笑」



″やった″を強調して
春賀は言った。


そうだ。
あたしは友達に
隠し事をしていた。





親がいない、と
いうことだ―。





本当の母親は
あたしが小さい時に
家出をしてしまい、
未だ、顔は知らない。


本当の父親は
母と仲が悪くて
妊娠がわかった数日後に
家を出てったという。






これはいとこの
彩夏(サヤカ)の母から
聞いた話だ。

あたしは今、
いとこの家に住んでいる。



彩夏はあたしの1つ上で
あたしの姉でもあり、

彩夏の弟の悠真(ユウマ)は
あたしの2つ下で
あたしの弟でもある。



そして
彩夏のお父さんとお母さんは





あたしの母と父でもある。









あたしは
何も言えなかった。


「嘘だよ」
「冗談じゃん?」
「デマだよ」



全て事実だったから
(省略されました・・全てを読むにはこちらを押してください)

8: 名前:いなみ☆07/04(土) 22:11:29 HOST:i125-205-240-185.s10.a022.ap.plala.or.jp
 







―あ、
あたしは″捨て子″なんだ。




やっと、捨て子という事実を
忘れられそうになったのに。

どうしてなん?
どうしてあたしは
皆と違うのやろか。





絶対に触れてほしくない、
話題だったのに―…。

誰にも
知られたくなかった。




もう耐えれずに
あたしは涙を零した。



「泣いてもうたで?捨て子チャンが。
ほんま、弱いやっちゃなあ?!
まあ、捨て子やから泣くことに
慣れてるんやろなあ?皆!」


春賀が馬鹿にするように、
皆に問いかける。


「そうそう」

っていう皆の声。






違う。

あたしは泣くことに
慣れてなんかない。



俯いて涙を拭うあたしを
春賀の友達、夢(ユメ)が
あたしの髪の毛を引っ張った。



「…いっ!」


無理やり顔をあげさせられ、
夢の企んでいる顔が見える。



「ほんま、馬鹿やん。
″捨て子″が調子こいてんやないで?
お前、いとこの母さんとこにおるんやろ?

お前なんか拾われ物やん?
ごみ収集所に捨てられてた
まだ、使える″ゴミ″と同じやで!?」



夢は1度笑うと
髪を更にきつく
引っ張った。

「…うっ」



痛い。
痛い。
痛い。

(省略されました・・全てを読むにはこちらを押してください)

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【2:16】青い空になった君
1: 名前:絵梨奈☆05/10(日) 19:14:15 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
ちょっとした?恋愛物語です!

登場人物

久松 祐里奈(ひさまつ ゆりな)真琴の彼女
大原 真琴(おおはら まこと)祐里奈の彼氏





君は・・・あの日青い空になった。

いつものように、真琴と祐里奈は手を繋いで帰った。

祐里奈は、笑顔で真琴に話しかけた。

「ねぇ♪真琴!今日ね、体育で50m走測ったの!
したらね、あたし7秒00だったの♪」

2人は、中学3年生。

「マジで?ゆりなスゲーな♪」

こうやって、2人で放課後帰るのが唯一の楽しみ。

今日は、9月5日。

「真琴は?」

「俺?秘密〜♪」

祐里奈は、笑顔で、こう言った。

「真琴ずる〜い♪なんでよ〜」

真琴は、ゆりなのこの一言が聞きたいから

秘密と言った。

「ゆりな?」

「ん?」

いきなり、

「お前って可愛いな♪なんかさー、ゆりなが他の
男子と喋ってるの見るとなんかムカつく♪」

ヤキモチ??たしかに、ゆりなはモテる。

「なんで?」

「俺のゆりなだから♪ぜってー誰にも渡さない
からな♪」

「ありがとう♪」

真琴は、祐里奈を強く抱きしめた。

真琴からの温もりを感じる。

「今日、俺ん家来ない??たくさん話しよ♪」

いきなりの事で、ビックリ!

「あ・うん!今日、親帰って来るの遅いから♪」

「ありがと。もうすぐだから。」

2人は付き合って、2ヶ月。

長い坂道を歩く事5分。

「ここ、俺ん家!上がって!」

大きな家だった。

「お邪魔します!」

「こっちこっち!」

真琴は祐里奈を自分の部屋へ招いた。

「話って??」

「ゆりなは、俺の事どう思ってる??ぶっちゃけさ」

え????

ゆりなは迷う事なくハキハキと、

「真琴の事大好きだよ!可愛いし、優しいし♪」

嬉しかった。

「俺も・・・」

また、ゆりなを自分の方へ引き寄せて、強く強く抱きしめた。

抱きしめながら、

「ゆりな?俺、ゆりなの事大事にするからな!
元彼みてーな最低な奴にはぜってーならねーからな♪」

涙が溢れた。

ゆりなは、鼻をすすった。

「ありがとう♪」

「絶対、幸せにして見せるから♪」



10: 名前:絵梨奈☆06/30(火) 17:57:15 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
連汰は厳しい空気の中にいて、

きまずい感じだった。

「俺…部活行きます」

といい相談室を抜けた。

この頃…真琴は部活をしているのと勘違いしてた。

実はこの頃…真琴は同級生の女の子を校舎裏で

手を繋いで話をしていた。

あたしは、真琴じゃないと信じたかった…

ケド…これが現実だ。

あたしは見て見ぬふりをした。

二股された…あたしに冷めたんだ。

あたしは辛さを忘れる為に部活へ行き、

何もかも忘れようとした。

あかねとえりがあたしの方へ向かって走って来た。

「ゆりなあ〜、遅かったね〜?」

「いや・・・・ちょっとね!!!」

泣きたい。ケド泣けない。

来たのはいいけど結局部活が終わってしまった。

「ゆりなあ〜、今日一緒に帰ろうよ〜!!」

「うん!いいよお」

真琴と帰りたくなかった。

すると真琴があたしの方へ来た。




11: 名前:絵梨奈☆06/30(火) 18:08:32 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
「ゆりな、一緒に帰ろ♪」

さっきの苛立ちがよみがえり、あたしは

速答断った。

「ゴメン。あかねと帰るから。」

冷たい態度を取った。

「ゆりななんかあった?」

真琴に話かけられるのがムカついて、

あたしはとうとうキレた。

「テメーいい加減にしろよ!あんたさっき校舎裏で

芳美ちゃんとしゃべってたよね?!」

愛華音が真琴を睨んだ。

最低。

「ゆりな、真琴と別れな。辛いんだから別れな!」

「うん…」

走って家へ帰った。

「ただいま」

あたしは急いで真琴にメールした。



12: 名前:絵梨奈☆07/04(土) 11:49:42 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
真琴へ

今から笛吹き公園来て。

あたしは、真琴にメールした。
急いで、笛吹き公園へ行った。
真琴に会う緊張感があたしの胸を刺す。

数分後

真琴がジャージ姿で来た。

「ゆりな。会いたかった。話、何?」

『あのさ…芳美ちゃんとはどうゆう関係なの?』

あたしは落ち着いて聞いた。
答えが怖かった。

「波川とは…んまあクラスの奴で話あるって
言われて…手が寒いって言ったから繋いでやった。」

『寒いからって…今夏だよ?何?二股してたの?
なら別れて芳美ちゃんと付き合えばいいじゃない!」

悲しくなった。
悔しい…

『もういいよ…あたしが別れてあげる。』

あたしは公園から去った。

何もかも忘れるかのように…。

時間だけが流れて行く。

真琴からメールが来た。

ピロッピロッ♪

違うんだ。本当に違うんだ。

お願いだ。俺と別れないで!

手を繋いだのは悪かった。ケドお前

じゃないと嫌だよ…

真琴より

あたしはメールを返した。

無理だよ…真琴とはやっていけないよ。

あたし傷付いたから。

真琴…君は最低だね。

あたし、転校を考えてるから。

祐里奈

宛先 真琴

『嫌だよ!転校するなよ!』

宛先 祐里奈

「転校するなって言われても…

親の都合で他中にいく予定あるから。」





13: 名前:梨子☆07/04(土) 12:04:52 HOST:softbank219193236030.bbtec.net
続きがちょー気になります!!

面白いです!!頑張ってください!!


14: 名前:絵梨奈☆07/04(土) 12:07:43 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
実は…親の転勤で戸川一中へ転校する事に

なっていた。

あかねとえりにはもう伝えてある。

明日で学校最後なんだ…部活も勉強も…

仲間も…ケド、同じ市内だから絶対会えない訳

でもない。

次の日…

あたしは学校へ行った。

この通いなれた道も今日で最後だ。

1年の頃…学校の道が分からなくて高校生に

道聞いたっけな。

教室へ入ると…

黒板には「ゆりな☆今までありがとう!」など

寄せ書きが書いてあった。

思わず、その場で泣き崩れた。

すると…愛華音が来た。

「ゆりなあ、泣くなよお!」

「泣いてないよお〜」

「あたしまでもらい泣きするよお〜」

みんなしてあたしのために泣いてくれた。

涙が床にこぼれるくらい別れは寂しいと

改めて感じた。どうして卒業生はあんなに

涙を流すのかが分からなかったあたしにも

分かった気がする。

パーン!!!!クラッカーが飛び出した。

あたし…泣きまくり!!!

お別れ会が始まった。

「今から、久松祐里奈ちゃんのお別れ会を始めます!

では最初に、お別れメッセージ。

男子代表 三浦文哉君。

女子代表 山城愛華音さん。お願いします。」

2人はあたしの前へ立ち、メッセージをくれた。

  久松へ
今までありがとう。

お前とは幼稚園からずっと一緒だよな。

すぐ泣いて、いじける顔が今にも思い出し

そうです。


15: 名前:絵梨奈☆07/04(土) 12:15:27 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
お前もかなり成長したね。

お前と出会えた事は忘れません。

だからお前もわすれんなよ!

文哉。

「ありがとうございます。では次に女子代表の

山城愛華音さんお願いします。」

  祐里奈へ

『今までありがとうね。

祐里奈はあたしにとって大切な友達だから

祐里奈が転校すると聞いた時は泣きそうでした。

あたしは、ゆりな以上に別れが辛いよ?

でも、市内だし隣の中学だから、会えない事は

ないね!またあえる日を楽しみにしているよ!』

あかねは泣いた。

あかねは泣きながら、クラスみんなが書いた手紙を

渡してくれた。




16: 名前:絵梨奈☆07/04(土) 18:27:15 HOST:softbank219214130254.bbtec.net
担任の先生からも暖かい一言をもらった。

次はあたしが言う番だ。涙拭わないと。

     3年2組のみなさんへ
『短い間だったけど、お世話になりました。
とても感謝しています。
たくさんの仲間に支えられたと思います。
だから、あたしが今ここにいるのだと思います。
こんな、優しくて思いやりのあるメンバーが
いなかったら、あたしはここにいなかったと思います。
クラスみんながあたしは大好きです。
同じ市内だし、隣の中学だから会えない事はないと
思います。だから、会える機会にでも会えたら
嬉しいです。この中学を転校してもみんなを忘れません。
本当にありがとうございます。」

あたしは涙がこぼれた。

泣き崩れるあたしの周りでみんなが拍手してくれた。


「以上で、お別れ会を終わりにします。」

あたしがどれだけ親友に支えられたか…

これを思うと切なさだけが募る・・・・

※ほかは省略します。

次の日

あたしは、戸川一中の生徒になった。

通いなれない通学路…

なんか怖かった。

クラスは…3年4組だった。このクラスで半年

生活していくのだ。

「じゃあ、自己紹介!」

『若葉中から来ました。久松祐里奈です。

まだ慣れないけど、少しずつなれて行こうと思います。

よろしくお願いします」



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